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『マリオカート』のようなF1新ルール「ブーストボタン」にドライバーから賛否両論!日本GPでの事故が安全性への懸念を高める

2026年03月31日 | #ゲーム #ニュース | Polygon

『マリオカート』のようなF1新ルール「ブーストボタン」にドライバーから賛否両論!日本GPでの事故が安全性への懸念を高める

F1ドライバーたちが、2026年シーズンから導入された新ルール「ブーストボタン」について、『マリオカート』のキノコのような効果があると不満を漏らしていることが判明しました。このブーストは、電気エネルギーを使い一時的にスピードを上げる機能で、ドライバーからは賛否両論が出ています。特に3月29日の日本グランプリでは、この機能が絡んだとみられる大きな事故が発生し、安全性への懸念も高まっています。

『マリオカート』のようなブースト機能

2026年のF1新レギュレーションでは、排出量削減目標「ネットゼロ」達成のため、エンジンが内燃機関とバッテリーパワーを50対50で利用する形に変わりました。ドライバーはレース中、ブレーキングなどでバッテリーを充電し、その貯めた電気エネルギーを「ブーストボタン」を押すことで一時的に放出、スピードアップできます。フェラーリのシャルル・ルクレール選手はこの機能を「『マリオカート』のキノコみたいだ」と表現しており、セルジオ・ペレス選手も「正直、すごくフェイクだと感じた。追い抜いては、また追い抜かれる。『マリオカート』スタイルだ」と不満を述べています。ドライバーたちは、バッテリー残量によってアタックやディフェンスができない状況に慣れないと語っており、開幕戦オーストラリアグランプリでは、ジョージ・ラッセル選手とルイス・ハミルトン選手が互いに何度も抜きつ抜かれつのバトルを繰り広げました。しかし、このバトルはパワーアップの使いどころに左右されるため、レースの緊張感が薄れるという意見も出ています。

日本グランプリでの大事故と安全性への懸念

3月29日の日本グランプリでは、ハースのオリー・ベアマン選手がフランコ・コラピント選手を追い抜こうとした際、このブースト機能を使用したことで大きな事故が発生しました。FIAの分析によると、ベアマン選手はブーストにより時速45kmの追加速度を得てコラピント選手に接近。コラピント選手がエネルギー回収のため低速で走行していたところに、ベアマン選手がブーストで急接近し、回避行動をとったものの、最終的にタイヤバリアに時速50Gで衝突しました。幸いにもベアマン選手は膝の打撲で済みましたが、マシンは大破しました。ベアマン選手は「とんでもないオーバースピードで、新しいレギュレーションの一部として慣れていかなければならないとは思う。ただ、あれほどの速度を載せているのに、あまりスペースを与えられなかったと感じる」と語っています。マックス・フェルスタッペン選手も「片方のドライバーは完全にパワーがなくて身動きが取れない状態で、もう片方はキノコ(ブースト)を使う。安全がすべてだと言うなら、簡単に解決できるはずだ。この件に『安全』という言葉を使って、最終的に何か変更を加えるべきかもしれない」と、このシステムに対する懸念を露わにしています。FIAは現在、サウジアラビアとバーレーンのレース中止により中断期間に入ったことを受け、新レギュレーションの運用を評価し、修正が必要かどうかを判断するための会議を開催するとしています。