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1億5000万人超のプレイヤーが利用したVRソーシャルゲーム『Rec Room』が10周年でサービス終了、収益化の課題が事業継続を困難に

2026年03月31日 | #ゲーム #発売 | IGN

1億5000万人超のプレイヤーが利用したVRソーシャルゲーム『Rec Room』が10周年でサービス終了、収益化の課題が事業継続を困難に

VRソーシャルゲーム『Rec Room』が、運営開始から10周年となる記念すべき日に、その歴史に幕を下ろすことが発表されました。開発元のAgainst Gravityは、ユーザー数が1億5000万人を超える人気を博し、ペイントボールやドッジボール、3Dジェスチャーゲーム、ディスクゴルフといった多彩なVRゲームを提供してきましたが、残念ながら持続可能な収益モデルを確立できなかったと説明しています。開発チームは「常にコストが収益を上回ってしまい、VR市場の変化やゲーム業界全体の逆風もあって、採算性の確保が非常に困難になった」とコメントしています。

サービス終了の具体的な内容

『Rec Room』は2026年6月1日をもって、ゲームへのログインやプレイができなくなり、関連するウェブサイトやオンラインサービスもすべて停止します。これに伴い、新規アカウントの作成やフレンド追加はすでにできなくなり、プレミアムメンバーシップの有効期限はすべて6月1日まで延長されています。また、パートナー契約を結んでいるコンテンツクリエイターの新規登録は5月1日をもって終了となります。ユーザーが作成した収益化コンテンツ、例えばルーム内のアイテムや消耗品、通貨、アバターアイテムなどの販売もできなくなります。3月分のルーム報酬は4月に支払われますが、それ以降の報酬支払いはなく、5月1日からはトークンの購入やギフトカードの換金もできなくなります。クリエイターは、これまでに獲得したトークンを5月18日まで回収できるとのことです。

ユーザーへの最後の感謝とデータ保存

今回のサービス終了にあたり、開発チームは過去10年間にわたってゲームを楽しんでくれた数百万人のプレイヤーに対し、感謝の意を表しています。『Rec Room』は、感謝の気持ちを込めて、全ストアでファーストパーティ製コンテンツを80%オフで提供し、アバターアイテムなどの一部プレミアム限定機能は無料で提供されます。また、プレイヤーはこれまでのゲーム内で撮影した写真をすべてダウンロードできるほか、アバターの記念として可愛らしい最終成績表も受け取れるとのことです。これらのデータダウンロード方法については、公式サイトで確認できます。残念ながら、クリエイターが作成したルームは、サーバーなしでは動作しないため、動く形でダウンロードすることはできませんが、Unityなどで再現したい場合のためにルームと発明品のデータはダウンロード可能です。

項目 内容
サービス停止日 2026年6月1日
クリエイター報酬最終支払月 2026年4月(3月分)
トークン購入・換金停止日 2026年5月1日