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任天堂と株式会社ポケモンが取得した「生き物を召喚してバトルさせる」特許が米国特許商標庁によって取り消しに、反論の機会は残る見通し

2026年04月02日 | #ゲーム | GamesRadar+

任天堂と株式会社ポケモンが取得した「生き物を召喚してバトルさせる」特許が米国特許商標庁によって取り消しに、反論の機会は残る見通し

任天堂と株式会社ポケモンが2025年に取得した「生き物を召喚してバトルさせる」特許が、米国特許商標庁(USPTO)によって取り消されました。USPTOは、この特許が「あまりにも明白である」としていますが、これはあくまで「非最終決定」であり、任天堂は今後2ヶ月以内に反論する機会が与えられています。この特許は、Nintendoが『パルワールド』開発元のPocketpairを提訴した2024年の訴訟で引用された特許とは異なり、『パルワールド』訴訟で問題となっているのは、主に生き物の捕獲や騎乗に関する特許です。

特殊な特許を巡る動向

今回の取り消し対象となった特許番号12,403,397は、生き物を召喚してバトルさせる技術に関するもので、2025年9月に任天堂と株式会社ポケモンに付与されていました。しかし、この特許は付与当初から物議を醸しており、株式会社ポケモンの元法務責任者でさえ、その執行可能性に疑問を抱いていたとのことです。2025年11月には、USPTOが異例の対応として、この特許の再審査を命じていました。そして今回のニュースでは、再審査の結果、特許が取り消されたことが報じられています。

権利を主張する任天堂側の動向

法務アナリストのフロリアン・ミューラー氏によると、今回の却下は「非最終決定」であり、任天堂には2ヶ月間の反論期間が与えられています。期間延長の申請も可能とのことです。特許が取り消された主な理由は、その主張が「あまりにも明白である」と判断されたためで、これを裏付ける先行技術として、コナミの2002年の特許、バンダイナムコの2019年の特許、そして任天堂自身の2020年の特許2件など、4つの事例が挙げられています。USPTOは、実際のゲーム内容を考慮せず、先行特許の組み合わせによって特許の明白性を主張しているとのことです。任天堂は、これらの先行技術を組み合わせることが、一般的なゲーム開発者にとって自明ではないと反論する可能性があります。しかし、USPTOは26の特許請求項それぞれについて2つの代替理論を持っており、そのうちのいずれか1つでも特許を取り消すのに十分な効力を持つため、任天堂にとっては厳しい状況と言えそうです。