開発中止となった『The Last of Us』マルチプレイヤーゲームは完成度80%だったと元ディレクターが明かす、業界の動向とスタジオの選択の末に日の目を見ず
2026年04月02日 | #ゲーム #ニュース | Eurogamer
先日、開発中止が発表された『The Last of Us』のマルチプレイヤーゲームについて、元ディレクターが「開発は80%まで進んでいた」と明かしました。このプロジェクトは、コロナ禍でオンラインゲームが人気を集めた時期に多額の投資を受け、社内では非常に高い評価を得ていたとのことです。
開発中止の背景と葛藤
元ディレクターのVinit Agarwal氏によると、本作の開発は「ほぼ80%の完成度」に達しており、社内的にも「非常に良い進捗」を見せていたと語られています。しかし、2022年から2023年にかけてゲーム業界全体の支出が縮小する傾向にあり、その影響を大きく受けたとのことです。Agarwal氏は、会社が「スタジオの根幹となる次期ゲーム」と、自身が手掛ける「実験的なマルチプレイヤーゲーム」のどちらかを選択する必要に迫られた結果、後者が中止されたと説明しています。
開発チームの衝撃と新たなプロジェクト
Agarwal氏は、7年間このゲームの開発に携わっていたため、開発中止の知らせは「魂を砕かれるような出来事だった」と述べています。特に、発表の24時間前にその事実を知らされたことは、彼にとって非常に大きなショックだったようです。この中止の決定に伴い、ソニーでは一部の人事異動もあったと報じられています。現在、Naughty DogはNeil Druckmann氏が監督する「Intergalactic: The Heretic Prophet」という、スタジオ史上最大規模のプロジェクトに取り組んでおり、さらに別のAAAタイトルも開発中であるとのことです。