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『グランド・セフト・オート』開発元Rockstar Gamesの親会社Take-Two InteractiveがAIチームを解雇、業界のAIトレンドに逆行する独自路線を明確に

2026年04月05日 | #ゲーム #ニュース | Eurogamer

『グランド・セフト・オート』開発元Rockstar Gamesの親会社Take-Two InteractiveがAIチームを解雇、業界のAIトレンドに逆行する独自路線を明確に

人気ゲーム『グランド・セフト・オート』シリーズの開発元Rockstar Gamesの親会社であるTake-Two Interactiveが、AIチームの解雇に踏み切ったと報じられました。これにはAI部門の責任者も含まれており、業界内でAI技術への投資が加速する中、Take-TwoのAIに対する姿勢が改めて注目されています。

Take-TwoのAIに対する独自のアプローチ

Take-TwoのトップであるStrauss Zelnick氏は、これまでもAIが創造性を持つことには懐疑的な見解を示してきました。しかし、今回のAIチーム解雇は、彼がAIに関して抱く考えをこれまでで最も強く示したメッセージと言えるでしょう。近年、多くのスタジオがAIツールへ軸足を移し、人間の翻訳者やアーティストの仕事がAIに置き換えられるケースも増えている中で、Take-Twoのこの動きは業界の主流とは一線を画しています。

AIチーム責任者の声明と新たな動向

Take-TwoのAIチームを率いていたDicken氏は自身のLinkedInで、「T2での、そして私のチームとの時間が終わりを迎えたことを共有しなければならないのは、本当に残念です」と述べました。彼は、チームメンバーの素晴らしい才能を評価し、彼らが新たな職を見つけられるよう協力を求めています。また、Dicken氏は、ゲーム開発をサポートする最先端技術を7年間にわたって開発してきたことに言及し、チームが革新と問題解決のアプローチを強力な製品設計と組み合わせ、開発ワークフロー全体で人々を力づけるシステムを作り上げてきたことを強調しています。Dicken氏はTake-TwoのAI部門を率いる前はZyngaで応用AIのシニアディレクターを務めており、現在はゲーム関連分野でのAI技術のベストプラクティスに関するコンサルティングサービス「LuDic AI」を設立しています。

Zelnick氏のAIに関する見解

Zelnick氏は以前から、新しい技術によって破壊されると言われてきたエンターテイメントビジネスは実際には破壊されてこなかったと主張しています。彼は電卓の登場を例に出し、子供たちが算数を学ばなくなるという懸念があったものの、実際には学び続けていることを指摘しています。Zelnick氏のこのような見解は、AIに積極的に投資しているKrafton、スクウェア・エニックス、EAといった他の多くのゲーム会社とは対照的です。