元『GTA V』『レッド・デッド・リデンプション』のベテラン開発者が語る、ゲーム業界の厳しい求職状況とは? 20年のキャリアも今は「コイントス」とのこと
2026年04月06日 | #ゲーム | GamesRadar+
元『グランド・セフト・オートV』や『レッド・デッド・リデンプション』といったRockstar Gamesの人気タイトルに携わっていたベテラン開発者が、現在のゲーム業界の厳しい求職状況について言及し、波紋を呼んでいます。Rockstar Gamesでオーディオエンジニアとして20年間活躍したRob Carr氏が、現在のゲーム業界は人員整理やスタジオ閉鎖が頻繁に起こっており、仕事を見つけるのが非常に困難であるとコメントしました。
ベテラン開発者も苦戦する求職状況
Carr氏は「どんな時でも仕事を失うのは嫌なことですが、何千人もの人々が全く同じ状況にいるとなると話は別です」と語っています。以前であれば20年のキャリアがあれば十分だったものの、今はそれだけでは不十分で、求職活動は「コイントスのようなもの」だと表現しています。自身の20年にわたる業界経験や世界的な大作への参加実績があるにもかかわらず、他にも同じような経験を持つ開発者が35人もいるため、面接プロセスでは「応募に問題はないが、今は運次第」と告げられることもあるそうです。
新たな挑戦と業界の課題
Carr氏は現在フィンランドを拠点に自身のゲーム開発を進めており、ブログ「Audio Expat」も運営しています。同氏のブログによると、『オーバーウォッチ2』でのBlizzardとの契約終了後、Redhill Gamesで一時休職状態となり、その後スタジオを離れたとのことです。コロナ禍でのゲーム業界の盛り上がりは一時的なもので、需要が落ち込んだ現在、多くのスタジオが過剰なプロジェクトを抱え、人員削減を余儀なくされている状況が浮き彫りになっています。UbisoftのCEOも、コロナ後の需要が期待ほどには実現しなかったため、「あまりにも多くのプロジェクト」を立ち上げたと認めています。