『ゼノギアス』翻訳者が明かす、神殺しテーマと宗教的葛藤、悪夢の翻訳作業秘話
2026年02月07日 | #ゲーム | GamesRadar+
『ゼノギアス』の翻訳者が、その壮大な内容ゆえに苦労した体験談を明かしました。特に、神を殺すというテーマや、翻訳者自身が当時エホバの証人であったこと、そしてアメリカ本社からの内容修正の要望など、多くの困難に直面したとのことです。1998年の発売当時、このテーマは大きな論争を呼ぶ可能性があり、翻訳者は原文のニュアンスを保ちつつ、様々な文化的な側面にも配慮する必要があったようです。
複雑なテーマと宗教的配慮
『ゼノギアス』は、ユング心理学やフロイト心理学の概念が盛り込まれ、さらに「神を殺す」という重厚なテーマが展開されます。翻訳者のリチャード・ハニーウッド氏は、当時エホバの証人であったため、このテーマに conscience を刺激されたと語っています。また、アメリカ本社からは「Church」という単語の使用を避けるよう指示があり、カトリック教会への配慮が求められました。そのため、開発チームに対し、一部表現のトーンダウンを依頼する場面もあったそうです。
悪夢のような翻訳作業
インターネット環境が未整備だった当時、翻訳作業は想像を絶するものだったようです。リチャード氏は、参照すべき文献が英語やドイツ語の書籍に集中していたため、東京の国立国会図書館に通い、専門的な概念を英語でどのように表現するかを必死に調査しました。睡眠時間を削り、オフィスで寝泊まりする日も多く、まさに「悪夢のよう」と表現するほどの過酷な環境で、彼は『ゼノギアス』の翻訳に情熱を注ぎました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | PlayStation (PS1) |
| 発売年 | 1998年 |
| ジャンル | JRPG(日本的ロールプレイングゲーム) |