もし『007 ナイトファイア』のPC版開発パートナーが違っていたら『Call of Duty』は誕生しなかった?Sledgehammer Games共同設立者が明かす開発秘話に注目!
ベテラン開発者でSledgehammer Gamesの共同設立者であるMichael Condrey氏が、2002年に発売された『007 ナイトファイア』のPC版開発パートナー選定に関する秘話を明かしました。この選択が、私たちが知る『Call of Duty』シリーズの誕生に大きく影響を与えた可能性があるというのです。もし当時、異なる選択をしていれば、『Call of Duty』は存在しなかったかもしれないという、ゲーム業界の歴史における「もしも」の話が注目を集めています。
『Call of Duty』誕生のきっかけ?開発パートナー選定秘話
Condrey氏は、2000年代初頭にEAで『ジェームズ・ボンド』シリーズのゲーム制作に携わっていました。その中でも『007 ナイトファイア』の開発時、PC版の開発を任せるパートナーを探していたとのこと。2001年から2002年頃、いくつかのPC開発会社と交渉していた中で、Vince Zampella氏とJason West氏が率いる2015, Inc.も候補の一つだったそうです。当時2015, Inc.は、2002年の高評価作品『メダル オブ オナー アライドアサルト』を手がけたスタジオで、Condrey氏によると、彼らは資金調達のため『007 ナイトファイア』のPC版開発を強く希望していたと明かしています。
「もしも」が連鎖するゲーム開発の歴史
しかし、EAは最終的にGearbox社を『007 ナイトファイア』のPC版開発パートナーに選びました。このPC版は残念ながら不評に終わってしまいます。一方、2015, Inc.は『メダル オブ オナー アライドアサルト』の成功にもかかわらず、EAとの関係を解消され、Vince Zampella氏とJason West氏を含む主要メンバーがActivisionと契約。これがInfinity Ward設立と『Call of Duty』シリーズ誕生に繋がったのです。もし2015, Inc.が『007 ナイトファイア』のPC版開発を受注していたら、『Call of Duty』は生まれなかったかもしれないとCondrey氏は語っています。Condrey氏自身は後にEAを離れ、Sledgehammer Gamesを設立し、2011年の『Call of Duty: Modern Warfare 3』ではInfinity Wardと共同開発するに至りました。まさにゲーム業界における奇妙な縁と選択の連続が、今日の歴史を形作っているということが伺えます。