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「ゼルダの伝説」リンクの無口設定はもう古い? 没入感を損なう現代ゲームにおける課題と制作者の苦悩

2026年02月08日 | #ゲーム | Polygon

「ゼルダの伝説」リンクの無口設定はもう古い? 没入感を損なう現代ゲームにおける課題と制作者の苦悩

『ゼルダの伝説』シリーズの主人公リンクの「無口」という伝統的な設定について、その是非を問う記事が公開されました。長年、プレイヤーの分身となることを意図したこの設定が、現代のゲームにおける没入感を損ねる可能性が指摘されています。特に、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』のようなセリフの多い作品や、ストーリー重視の作品では、リンクの反応のなさが際立ち、興ざめしてしまうという意見が挙げられています。

リンクの無口設定、今なお続く理由と現代における課題

シリーズの生みの親である宮本茂氏によって、プレイヤーがリンクに自身を投影しやすくするために無口に設定されたとのこと。しかし、40年近い歳月が流れ、ゲームの進化やプレイヤーの価値観が変化する中で、この意図とは裏腹に、かえって没入感を低下させる要因となっているようです。特に、ゼルダ姫をはじめとするキャラクターが豊かな個性を持ち、声優による熱演が展開される作品では、リンクの反応のなさがより一層浮き彫りになり、違和感が生じているとのことです。

監督も語る、リンクの「声」への葛藤

プロデューサーの青沼英二氏は、リンクが喋ることで「イメージが壊れてしまう」と過去のインタビューで述べており、シリーズの歴史の一部としてその無口さを維持したい意向を示しています。しかし、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』でも、リンクにセリフをつけようと試みたものの、どのような言葉を選んでも「リンクらしくない」と感じられ、結局採用されなかったというエピソードも明かされています。これは、長年の無口設定が、キャラクターの「声」や「言葉」すら想像しにくいほど、固定観念としてプレイヤーに浸透している証拠と言えるでしょう。