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『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』伝説のセリフ「金のない世界なら、我々は英雄になれただろうに!」が生まれた秘話が公開!ライターが語るゲームに込められた深いテーマとは

2026年04月15日 | #ゲーム #発売 | Polygon

『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』伝説のセリフ「金のない世界なら、我々は英雄になれただろうに!」が生まれた秘話が公開!ライターが語るゲームに込められた深いテーマとは

Ubisoftの人気シリーズ『アサシン クリード』の中でも、特に根強い人気を誇る『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』。その作中で海賊・黒ひげ(エドワード・サッチ)が最期に放つ名言「金のない世界なら、我々は英雄になれただろうに!」が、どのようにして生まれたのか、ライターのダービー・マクデビット氏が語りました。このセリフは、ゲームの深いテーマを象徴するものとして、発売から10年以上経った今も多くのファンに引用され続けています。

名言誕生秘話とゲームのテーマ

この名言は、当初の脚本では「ワインも女も金もない世界なら、我々は英雄になれただろうに!」という、より長いセリフだったとのこと。しかし、リハーサル中に黒ひげ役のリチャード・マーク・ボナー氏が、命をかけた戦いの最中にこれほど長いセリフは不自然だと感じたそうです。そこで、シーンの監督が書き直しを要求し、マクデビット氏が「金こそが唯一重要な腐敗要因である」と考え、「金のない世界なら、我々は英雄になれただろうに!」という現在の形に短縮されました。この変更は、黒ひげというキャラクター、そしてゲーム全体のテーマである「一部の海賊は、金銭欲に駆られなければもっと高潔な目的のために戦えたかもしれない」というメッセージを凝縮したものとなっています。マクデビット氏によると、このセリフは、インスタグラムの投稿やポスターにも合うほど簡潔で、力強いメッセージを伝えているとのことです。

『アサシン クリード』シリーズの根幹を成すテーマ

マクデビット氏は、黒ひげのキャラクターが持つ「ある程度の良心」にも言及しています。例えば、彼は殺人を控える傾向があったり、最終的には海賊稼業から手を引こうとしていたりと、単純な悪人ではない側面が描かれています。これは、『アサシン クリード』シリーズ全体に共通するストーリーテリングの基盤であり、歴史上の人物を通して、なぜ人々がそのような行動を取るのか、社会が個人の行動にどう影響を与えるのかというグレーゾーンを探求しています。暗殺は一般的に悪とされますが、アサシン教団とテンプル騎士団の対立を描く中で、シリーズは常に「犯罪は個人の責任だけでなく、社会が必要性を生み出した結果でもある」という視点を示しています。

リメイク版での再登場は?

今年3月に発表された『アサシン クリード ブラック フラッグ リシンクド』、つまり『ブラック フラッグ』のリメイク版において、この名言がどのように扱われるかは現時点では不明です。マクデビット氏はリメイク版についてはコメントを控えていますが、このセリフがゲームの核となる精神を捉えていることを考えると、何らかの形で登場することが期待されます。歴史書に記されている黒ひげの最期の言葉とは異なるものの、このセリフがゲームに与えた影響は計り知れません。