『Hades』ザグレウスの決め台詞「冥界の神ハデスの名において、オリンポスよ、このメッセージを受け入れよう!」は開発初期に即決されていた!クリエイティブディレクターが誕生秘話を明かす
2026年04月16日 | #ゲーム #ニュース | Polygon
Supergiant Gamesが手掛けるローグライクアクションRPG『Hades』の主人公「ザグレウス」が、オリンポスの神々から授かる「功徳(Boons)」を受け取る際に発する決め台詞「冥界の神ハデスの名において、オリンポスよ、このメッセージを受け入れよう!」について、開発者がその誕生秘話を明かしました。この台詞はゲームの象徴的なフレーズとして何百回も聞くことになりますが、クリエイティブディレクターのGreg Kasavin氏によると、開発のかなり初期段階でほぼ即座に決定されたとのことです。
印象的な台詞の誕生秘話
『Hades』では、対話の多くが繰り返されない中で、功徳を受け取る際のこの台詞は数少ない繰り返し登場するフレーズとして意図的に採用されました。Kasavin氏いわく、功徳とプレイヤーがどのように関わるかを模索していた開発初期に「これは文脈に合う」とすぐに決まったそうです。数あるゲームの台詞の中でも、調整に時間を要するものがほとんどである中、この台詞は最初から完成度が高かったと語られています。また、「聞け、私の権威にかけて」や「冥界の神ハデスにかけて!」といったバリエーションも最終版に採用されています。
ザグレウスの多面的な感情表現
ザグレウスの台詞を執筆する上で、Kasavin氏はキャラクターの感情だけでなく、プレイヤーの感情も反映させることを重視したと説明しています。敗北時のフラストレーション、勝利時の満足感、そして困難に立ち向かい続ける鋼の意志など、プレイヤーがゲームを通じて感じるであろう幅広い感情をザグレウスもまた強く感じている様子を表現することが目標でした。ザグレウスは一見生意気に見えるキャラクターですが、その裏には家族への敬意や神としての責任感、そして父親に対する複雑な感情が隠されており、こうした多面的なキャラクター性が彼の決め台詞にも凝縮されているとのことです。功徳を受け取る際の台詞は、それが神々から与えられる強力な能力であること、ザグレウスがそれを行使する神聖な権威を持っていること、そして一方的な力の授受であることを表現しているとKasavin氏は語っています。
家族関係を巧みに利用するザグレウス
功徳は『Hades』の戦闘システムにおいて非常に重要な要素であり、プレイヤーはゼウスの電撃やポセイドンの波といった様々な効果を持つ功徳を組み合わせながら戦いを進めます。Kasavin氏は、ザグレウスがこれらの功徳を使う行為は、まさに彼の父親であるハデスの権威をあえて侵害するために、自身の家族関係を巧みに利用しているのだと指摘しています。オリンポスの神々との家族の繋がりは、ザグレウスが父親に反抗するための抜け穴であり、家族内の異なるメンバーを互いに利用しているようなものだと説明されており、ハデスはこれに対し不満を抱いているとのことです。