アナリストレポートが示す「中価格帯ゲーム」の台頭!『Arc Raiders』や『Clair Obscur: Expedition 33』がヒットを牽引、PCとコンソール市場の新たなスイートスポットに
2026年04月17日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
最新のアナリストレポートによると、PCおよびコンソールゲーム市場において、「中価格帯」のゲームが新たなスイートスポットとして注目を集めています。特に抽出シューター『Arc Raiders』やターン制RPG『Clair Obscur: Expedition 33』が、この価格帯のヒット作を牽引しているとのことです。
中価格帯ゲームの成長
Newzooの調査によると、2025年のローンチ時メーカー希望小売価格(MSRP)をPC、PlayStation、Xboxの各プラットフォームで分析した結果、PCでは高価格帯のゲームが収益全体の39%を占めるに過ぎない一方、PlayStationでは79%、Xboxでは76%と大きな割合を占めています。一方、低価格帯のゲームについてはPCが大幅に大きく、『Schedule 1』や『REPO』といったインディーゲームの成功が牽引していますが、PlayStationとXboxでは『Minecraft』がこの価格帯を強く支配している状況です。また、これまでの主流であった高価格帯のゲームのシェアは、2年間にわたる大型ブロックバスターの不足により減少傾向にあり、中価格帯および低価格帯のセグメントが成長していることが示されています。
各プラットフォームでの収益状況
2022年以降、中価格帯ゲームの収益はPCで60%、PlayStationで99%、Xboxで45%と大幅に伸びています。この価格帯で特に目立っているのが『Arc Raiders』で、2025年の収益でPCとPlayStationではトップ、Xboxでも『Helldivers 2』に次ぐ2位を記録しています。『Clair Obscur: Expedition 33』もPCで4位、PlayStationで3位にランクインしており、XboxではGame Passに含まれているためデータには現れていませんが、こちらも中価格帯の主要な成功事例とされています。これらのゲームの成功は、価格設定に関する議論の中で大きな注目を集めており、一部のゲームは上限価格を設定する実験を行っているほか、ゲーム全体の価格上昇や部品不足、生活費の高騰なども影響し、プレイヤーが「最高のコストパフォーマンス」を求めている状況が見て取れます。
業界関係者の見解
Newzooのマーケットインテリジェンスディレクターであるエマニュエル・ロジエ氏は、中価格帯が「プラットフォーム全体で最も急速に成長しているティア」として台頭しており、プレイヤーがインディーゲームの価格設定とフルプライスリリースの間の「最高のコスト/楽しさの比率」を求めていると述べています。また、『Clair Obscur: Expedition 33』のクリエイティブディレクターであるギヨーム・ブロシュ氏も、「AA級ゲーム」が今後数年間で台頭すると予測しており、元PlayStationのボスである吉田修平氏も、『Expedition 33』を予算とビジョンの「完璧なバランス」として、業界が追求すべき道のりの一例として挙げています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 『Arc Raiders』収益ランキング(2025年) | PC:1位、PlayStation:1位、Xbox:2位 |
| 『Clair Obscur: Expedition 33』収益ランキング(2025年) | PC:4位、PlayStation:3位 |
| 中価格帯ゲーム収益成長率(2022年以降) | PC:60%、PlayStation:99%、Xbox:45% |