『Fallout: New Vegas』開発中にBethesdaの技術担当者がフレームレート問題でデザイナーを叱責していたことが明らかに。ゲームエンジンを巡る当時の舞台裏が明らかに
2026年04月18日 | #ゲーム | GamesRadar+
かつてBethesdaの技術担当者が『Fallout: New Vegas』のフレームレート問題について、当時のシニアデザイナーであるクリス・アベローン氏を叱責していたことが明らかになりました。この出来事は、アベローン氏が「ゲームが30FPSで動作する」と発言したことに対して行われたもので、Bethesda側はゲームの技術的な制約を理解していなかったアベローン氏に不満を抱いていたようです。アベローン氏は後にこの状況について、「30FPSで動作できないエンジンを持っているのに、なぜそれを自社の強みと呼ぶのか理解できない」と反論しています。
『Fallout: New Vegas』開発時のフレームレート問題
『Fallout: New Vegas』は、その発売当初からパフォーマンス、特にフレームレートの不安定さで広く批判されていました。このゲームは、バグが多いことで知られ、2010年当時でもすでに時代遅れとされていたGamebryoエンジンで開発されたことがその一因とされています。アベローン氏がインタビューで語ったところによると、彼はGamebryoエンジンに関するインタビューで「New Vegasは30FPSで動作しますか?」と尋ねられ、当然のように「はい、します」と答えたとのことです。しかし、その後Bethesdaの会議で技術担当者から「そんなことを言うべきではなかった」と叱責されたと明かしています。アベローン氏はこの叱責に対し、内心では「なぜ30FPSで動作できないエンジンを抱えているのに、それを技術の強みとするのか」という疑問と不満を強く感じていたとのことです。
Bethesdaのエンジンの進化と背景
Bethesdaは『Fallout: New Vegas』でのパフォーマンスに関するフィードバックを受け、その後の『The Elder Scrolls V: Skyrim』では独自のCreation Engineへと移行しています。この決定は、Gamebryoエンジンでの開発が抱えていた問題を回避し、より大規模で複雑なゲームを安定して動作させるために不可欠だったとされています。アベローン氏は、Bethesdaのプログラマーたちもエンジンの内部が「あらゆる種類の混乱状態」であることを認めていたと付け加えています。結果として、30FPS問題はBethesda自身の技術的な課題であったにもかかわらず、アベローン氏がその責任を問われる形となったことに対し、彼は「私が叱責されるべきではない、叱責されるべきはあなた方だ」という強い思いを抱いていたと語っています。