約30年前にリリースされたアクションアドベンチャーゲーム『Indiana Jones and His Desktop Adventures』が、粗削りながらも筆者の冒険ゲーム愛を育んだ思い出深い一作として振り返られています
今回は、約30年前にリリースされたアクションアドベンチャーゲーム『Indiana Jones and His Desktop Adventures』についてのお話です。このゲームは、プレイヤーが若き日のインディ・ジョーンズとなり、ランダム生成されるマップとシナリオを舞台に、パズルを解きながら冒険を進めていくという内容でした。当時の一般的なゲーム体験とは一線を画す、ある意味で「とんでもない」作品だったと振り返られています。
予想を超えるゲームプレイとユニークな特徴
『Indiana Jones and His Desktop Adventures』は、まさにアクションアドベンチャーという言葉を体現したゲームだったとのこと。パズル要素が非常に多く、プレイヤーはアイテムを見つけ、それを使って別のパズルを解き、さらに別のアイテムと交換してまたパズルを解く、というサイクルを繰り返します。マップは簡素な中央アメリカの一部が舞台で、遺跡には「大きな秘密」、つまりさらなるパズルを解くためのアイテムが隠されています。さらに、しゃべる骸骨や、ナチスよりもはるかに危険なヒョウ、そして当時子どもだった筆者には謎の物質だった「テキーラ」といった要素が登場。岩を押す順番を考えるような、かなり基本的な挑戦も用意されていました。
意外な魅力と記憶に残る理由
このゲームの敵キャラクターは、インディ・ジョーンズよりも3倍速く動き、斜め方向から攻撃してくるなど、非常に手強い設計でした。プレイヤー側はそのような攻撃はできず、戦闘は常に一方的。そのため、戦うよりも逃げる方がはるかに有効な戦略だったようです。シナリオをクリアしても、新しいゲームを始めるとマップの配置が少し変わるだけで、基本的には同じことを繰り返すという、かなり単調なゲーム内容だったとのこと。しかし、当時6歳だった筆者には、その粗いキャラクターモデルも気にならず、夢中になっていたといいます。親の厳しいルールで1日にゲームをできる時間が限られていたため、一つのシナリオをクリアするのに長い時間がかかり、ゲームがどれほど反復的であるかに気づく前に、多くの時間を費やしていたと語られています。
類似タイトルとの比較とゲームが与えた影響
『Indiana Jones and His Desktop Adventures』は、同じようなゲームシステムを持つ『Yoda Stories』と比較されることもあったとのこと。『Yoda Stories』では、プレイヤーの行動によってダース・ベイダーが出現したり、ホスやエンドアといった異なる惑星に降り立ったり、ライトセーバーの色が変わったりと、シナリオに若干の変化が見られました。しかし、『Indiana Jones and His Desktop Adventures』にはそうした変化はなかったようです。それでも、より現実的で、曖昧な歴史的背景が、子ども時代の筆者にとっては『Yoda Stories』にはない神秘的なオーラを放っていたといいます。このゲームは決して「良いゲーム」ではなかったものの、パズルを解くことや、試行錯誤の過程に喜びを見出すという、筆者の冒険ゲームへの愛を育むきっかけとなりました。