『Fallout』共同制作者ティム・ケイン氏がゲーマーのオンライン議論に苦言を呈す—「嫌うことを好む人が多すぎる、良いゲームには繋がらない」と掲示板からの撤退を明かす
2026年04月23日 | #ゲーム | GamesRadar+
『Fallout』シリーズの共同制作者ティム・ケイン氏が、ゲーマーたちのオンラインでの議論のあり方について、近年の状況に非常に不満を抱いていると明かしました。かつては活発に意見交換を行っていた掲示板などから完全に撤退したことを公表しており、その理由をYouTube動画で詳しく説明しています。
ゲーマーたちの「嫌い」がゲーム開発に与える影響とは
ケイン氏は、かつてはUsenet(インターネット以前の分散型議論システム)で自身のD&Dゲームや『Fallout』について頻繁に投稿し、ゲーマーたちと交流していたと語っています。しかし、約15年前からその活動は減少し、今では完全にやめてしまったとのこと。その主な原因は、オンラインフォーラムにおける議論が「怒り」に満ちたものに変わってしまったことにあります。ケイン氏は、昔から不満を抱くゲーマーはいたものの、建設的な対話を通じて解決策を見つけることができたと振り返ります。しかし、現在は「多くの人が何かを嫌うことを好んでいるように見える」と指摘しており、このような環境では、より良いゲームを作るための建設的なフィードバックが得られないと感じているようです。
失われた開発者とゲーマーの対話
ケイン氏は、かつて掲示板でゲーマーたちと素晴らしい会話を交わしていたと懐かしんでいます。しかし、現在の議論は「これは馬鹿げている」「この開発者は怠惰だ」「これはすべてポリコレだ」といった、ただ否定するだけの意見に終始しており、何も生まれないと述べています。このような状況から、ケイン氏はフォーラムからのフィードバック収集を諦めざるを得なかったとのこと。彼にとって、これらの建設的な対話が失われたことは非常に悲しい出来事だったと語っています。オンラインでのコミュニケーションは、画面の向こうにいる相手も生身の人間であることを忘れずに、お互いを尊重することが重要であると改めて考えさせられる発言です。