Housemarqueが放つ最新作『Saros』は、その野心的な物語と歯ごたえのある弾幕シューティングが織りなす、繰り返しの美学を追求するローグライト体験!
2026年04月24日 | #ゲーム #レビュー | IGN
Housemarqueが手掛ける最新の三人称視点弾幕シューター『Saros』は、プレイヤーが同じことを何度も繰り返しながら、異なる結果を求めるというテーマを深く掘り下げた作品として注目されています。このローグライトなゲームは、先行作『Returnal』から受け継いだ流麗なガンプレイと機敏な動きといった基盤を持ちつつ、テーマ面ではより野心的な試みがなされています。しかし、その野心ゆえに、物語の最も興味深い要素が未消化のまま残されてしまうといった課題も抱えているようです。それでも、本作の歯応えのある戦闘は、その反復性が時にプレイヤーを疲れさせることがあっても、極める価値があるとして高い評価を得ています。
『Saros』の世界観と主人公の魅力
本作の主人公アルジュン・デヴラージは、宇宙企業ソルタリの調査員で、俳優ラフル・コーリが声と姿を担当し、その演技はまさに主役級の存在感を放っています。彼のチームは、以前の調査隊が姿を消した惑星カルコサへと派遣されます。カルコサは、バイオメカニカルな意匠と失われた異星文明のゴシック建築が混在する、H.R.ギーガーの影響を強く感じるデザインが印象的です。このサイエンスファンタジーの世界観は、現代の『Doom』シリーズを彷彿とさせる混沌とした戦闘と激しいサウンドトラックも相まって、プレイヤーを独特の没入感へと誘います。各日食ごとに惑星が地獄と化し、深い精神病を引き起こしてクルーたちの精神状態を蝕んでいくという展開は、『闇の奥』や『地獄の黙示録』といった作品に通じるものがあり、19世紀のアンソロジー「黄衣の王」からの直接的な引用も相まって、宇宙的恐怖の要素を巧みに取り入れています。
ローグライト要素と戦闘システム
プレイヤーは、カルコサを構成する複数のランベースのレベルを突破することで物語を進めていきます。本作の戦闘は、Housemarqueが過去に手掛けてきた『Resogun』や『Nex Machina』といった2Dシューティングから、『Returnal』のような三人称視点弾幕シューターに至るまで、その卓越したシューター開発のノウハウが惜しみなく投入されています。特に、スピードと俊敏性が重視されており、照準システムが寛容に設定されているため、アーケードシューターに近い感覚でプレイできます。DualSenseコントローラーのハプティックフィードバックも巧みに活用されており、副次的な発射モードが半押しトリガーに、パワーアビリティのチャージが全押しトリガーに割り当てられているため、直感的な操作が可能です。敵が放つ多彩な弾幕、吸収可能な青い弾、パリィ可能な赤い弾、そして最大HPを制限する黄色い弾への対応は、まさに反射神経とリズム感を試される体験です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | PlayStation 5 |
| ジャンル | 三人称視点弾幕シューター(ローグライト) |
| 開発 | Housemarque |