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『Yakuza Kiwami 3 & Dark Ties』は過去への敬意が不足している?残念なリメイクと評価される新要素や期待外れのバトルシステム、サイドコンテンツの問題点を徹底解説

2026年02月10日 | #ゲーム #アプデ #発売 | VGC (review)

『Yakuza Kiwami 3 & Dark Ties』は過去への敬意が不足している?残念なリメイクと評価される新要素や期待外れのバトルシステム、サイドコンテンツの問題点を徹底解説

『Yakuza Kiwami 3 & Dark Ties』は、オリジナル版『龍が如く3』をリメイクした作品として登場しましたが、期待とは異なる部分が多いようです。特に、リメイクとしての本質的な部分、つまり原作への敬意や情熱が不足しているとの声が聞かれます。ストーリーは原作と大きく変わらないものの、PS3時代のモーションデータをそのまま使用しているため、キャラクターの表情や動きが不自然に感じられる場面があるとのことです。

新たな試みと残念な結果

今作では、主要な敵役である浜崎や神田の登場シーンが増え、桐生と沖縄の政治家との交流も深められているようです。しかし、これらの新しいシーンは、ゼロからアニメーションが制作されているため見た目は美しいものの、物語に大きな価値を加えているとは言えません。また、一部のキャラクターはリキャストされており、例えば力也や浜崎の演技は、オリジナル版の持つ魅力には及ばないとの評価が出ています。特に力也からは、原作にあった純粋さが失われ、浜崎からは狂気的な予測不能さが感じられなくなっているとのことです。さらに、浜崎役の俳優の過去の不祥事についても言及されており、作品の評価に影響を与えている可能性もあります。

期待外れのバトルシステムとサイドコンテンツ

戦闘システムに関しても、シリーズの中でも最悪レベルと評されるほど残念な出来栄えのようです。クリティカルアタックやオーラといった新要素は導入されていますが、敵は攻撃やガード、回避をほとんどせず、ひたすらダメージを吸収する「スポンジ」状態。これにより、戦闘のモチベーションが維持しにくいとの指摘があります。桐生のカメレオン・スタイルも、従来の作品のような洗練された動きではなく、さまざまな作品からの要素が継ぎはぎされたような、まとまりのない印象を与えています。新しい琉球スタイルも、沖縄の文化を尊重する意図とは裏腹に、安っぽさを感じさせる出来栄えのようです。

サイドコンテンツについては、ボーリングやバッティングセンター、ゴルフといったおなじみのミニゲームが多数収録されており、桐生のフリップフォンをカスタマイズできる要素なども追加されています。しかし、その多くが過去作からの使い回しであり、特に『龍が如く7外伝 名を消した男』や『龍が如く8』からの流用が目立つとのことです。また、サブストーリーも大幅に変更されており、オリジナルの奥深いものが減り、単調な「会話→ジョーク→戦闘→終了」というパターンが増えています。さらに、一部の新しいサブストーリーには、女性に対する不適切な描写が含まれているとの指摘もあり、原作にあった進歩的な要素が失われている点も問題視されています。

メインモードの一つである「バッドボーイドラゴン」は、桐生が女性バイカーギャングのリーダーになるという設定ですが、これもまた使い回しのロケーションや単調なバイクでの移動、そして『龍が如く7外伝 名を消した男』から流用されたチーム乱闘など、手抜き感が否めません。物語の進行を妨げる強制的なミッションも多く、ゲーム体験を損ねているようです。

今回の「Dark Ties」は、単体で「別のゲーム」として販売されているものの、実際には数時間の前日譚に過ぎず、峯、神田、大吾といったキャラクターに深みを与えるものではないとのこと。峯と大吾の関係性も曖昧にされており、峯という魅力的な悪役の掘り下げが不十分なまま終わっています。サイドコンテンツも単なる時間稼ぎの要素が多く、全体的に内容不足感が否めません。

唯一の救いとしては、峯の戦闘スタイルが桐生のものよりも改善されている点が挙げられています。彼のシュートボクシングスタイルは、素早いジャブとフックの連続で、空中攻撃も可能ですが、特定のボタンを長押しする必要があるため、流れるような連携が難しいという課題も残されています。結局のところ、『Yakuza Kiwami 3 & Dark Ties』は、過去に愛された作品への敬意が不足しており、全体的に冷たく、空虚な印象を与える作品となっているようです。

項目 内容
プラットフォーム PlayStation 5, PlayStation 4, Xbox Series X/S, Xbox One, PC
ジャンル アクションアドベンチャー
発売日 2026年2月10日