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『Fable 2』の画期的な「死亡しないシステム」は『ゼルダの伝説』と『World of Warcraft』から着想を得て誕生!当時異例だったアイデアの裏側を元開発者が語る

2026年04月26日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+

『Fable 2』の画期的な「死亡しないシステム」は『ゼルダの伝説』と『World of Warcraft』から着想を得て誕生!当時異例だったアイデアの裏側を元開発者が語る

Xbox 360で発売されたアクションRPG『Fable 2』のユニークな「死亡しないシステム」は、ディレクターのピーター・モリニュー氏と共同設立者のマーク・ウェブリー氏が、当時プレイしていた『ゼルダの伝説』と『World of Warcraft』の影響を強く受けて開発されたことが明らかになりました。プレイヤーキャラクターが死亡せずに何度でも立ち上がるこのシステムは、発売から約20年経った今でも、その斬新さで注目を集めています。

「死亡しないシステム」が生まれた背景

『Fable 2』では、キャラクターのライフゲージがゼロになっても、ゲームオーバーにはなりません。代わりに、少し傷が増えた状態でその場に復活し、ゲームが続行されます。これは当時のAAAタイトルが「ゲームオーバー」を当然の要素としていた中で、非常に異質なアプローチでした。元開発者たちによると、モリニュー氏とウェブリー氏が『ゼルダの伝説』をプレイしている際に「プレイヤーは死ななくてもゲームを中断しない」ことに気づいたのが発端とのこと。彼らは「プレイヤーがゲームを永遠にやめてしまうのは、死んだ後である」と考え、プレイヤーに途切れることなくゲームを続けてもらうことを目指し、このシステムを考案したとされています。

開発陣の議論とモリニュー氏の哲学

この「死亡しないシステム」の導入には、開発チーム内で多くの議論があったと語られています。一部の開発者は、「ゲームの熟練度ややり込みに興味がないプレイヤーはコンソールゲームを購入しない傾向がある」と主張し、このシステムに疑問を呈しました。しかし、モリニュー氏は『Fable』のターゲット層は「ステータス好きやハードコアなやり込みファンではなく、どのようにプレイするかを重視するプレイヤーである」と反論しました。彼は『World of Warcraft』の復活メカニクスからもインスピレーションを受け、「死とは何か」について哲学的な議論を重ねた結果、最終的に自身のアイデアを貫き、チームの同意を得ました。開発者の一人であるサイモン・カーター氏は「『Fable』は常にチャレンジよりも体験を重視するゲームであり、同じコンテンツを何度もプレイする煩わしさを取り除くことは、最終的には理にかなっていた」と述べています。