『ゼルダの伝説』シリーズの時系列、任天堂が2003年時点で「巨大な文書」を作成していたことが判明するも、宮本茂氏は「そこまで重要ではない」とコメント
2026年04月27日 | #ゲーム | GamesRadar+
往年の人気シリーズ『ゼルダの伝説』の時系列(ゼルダ・タイムライン)について、任天堂が2003年時点で詳細な文書を作成していたことが明らかになりました。しかし、宮本茂氏は当時から「そこまで重要ではない」とコメントしており、開発におけるストーリーの位置づけを語っています。ファンにとっては長年の議論の的だったタイムラインですが、開発者側の視点を知ることで、また違った見方ができるかもしれません。
開発の裏側に存在した「巨大な文書」
2003年のスウェーデンのゲーム雑誌「Superplay Magazine」のインタビューで、宮本茂氏は「『ゼルダ』の新作ごとに新しい物語を語っているが、実は各ゲームがどのように関連し、結びついているかを説明する巨大な文書がある」と発言していました。しかし、続けて「正直なところ、それらは私たちにとってそこまで重要ではない。私たちはゲームシステムの開発により注力している」とも語っており、開発の優先順位が示されています。この「巨大な文書」は、2011年に発売された書籍『ハイラルヒストリア』で初めて公開されたタイムラインの基盤となっていたようです。
ストーリーよりもゲーム体験を重視する開発思想
宮本氏は同じインタビューの中で、ゲームにおけるストーリーの重要性についても触れています。「私にとって最も重要なのは、プレイヤーがゲームに没入すること。ゲームを分かりやすく、そのコンテンツ、その核を評価してもらえるようにしたい」とコメントしています。素晴らしいストーリーの重要性は否定しないものの、「プロットが不明瞭になるほど重要になってはいけない」とも述べており、ストーリーがゲームプレイの妨げにならないことを重視する姿勢がうかがえます。プロデューサーの青沼英二氏も2010年のインタビューで、このタイムライン文書にアクセスできるのは「私と宮本氏、そしてその作品のディレクターだけ」と語っており、限られた人物の間で共有されていた秘匿性の高い情報だったことが分かります。