ホワイトハウス銃撃未遂事件の容疑者が開発したゲーム『Bohrdom』がSteamから配信停止に。皮肉めいたレビューが殺到し注目を集めるも、事件を機にプラットフォームから姿を消す
ホワイトハウス特派員協会夕食会で銃撃未遂事件を起こしたとされる容疑者が、ゲーム開発者であったことが判明し、ValveのPCゲームプラットフォームSteamにて同氏が開発したゲームが配信停止となりました。容疑者は、2018年にSteamで『Bohrdom』という化学ゲームをリリースしており、事件後には一気に注目を集め、皮肉めいたレビューが殺到していました。
容疑者の開発した『Bohrdom』とは
容疑者である31歳のコール・トーマス・アレン氏が開発した『Bohrdom』は、プレイヤーが電子や原子核を操作する「非暴力的な非対称型格闘ゲーム」と説明されていました。しかし、そのマーケティング文言は専門用語が羅列されており、ゲーム内容を理解するのは非常に困難だったとのことです。例えば、「カスタム衝突検出機能と、衝突の回転成分を正確に解決する機能を備えた弾性衝突物理エンジン」といった説明がされており、一般的なプレイヤーには少々難解な印象を与えていました。
配信停止に至るまでの経緯
『Bohrdom』はリリース当初、ほとんど注目されることのないインディーゲームでした。しかし、アレン氏が事件を起こしたとされる4月25日以降、突如としてSteamで大きな関心を集めることになります。わずか0.49ドルで販売されていたこのゲームは、週末には同時接続プレイヤー数が最大21人に達し、100件以上のレビューが寄せられました。これらのレビューの多くは、アレン氏が起こしたとされる事件に言及しており、「引き金を引くことを決意し、このゲームを試してみた。最も有能なシューターではない。急いで作られた感じで、戦略的要素も計画性に欠ける」といった内容や、「この開発者の次のプロジェクトがいつ現れるのか楽しみにしている。おそらく25年か終身刑の後だろう」といった、事件を揶揄するようなレビューも多く見られました。Kotakuの報道によると、『Bohrdom』はレビュー爆撃を受け、「賛否両論」の評価となっていましたが、発見から数日後にはSteamでの購入ができなくなり、Valveはゲームの配信を停止しました。なお、すでにゲームを所有しているプレイヤーは引き続きプレイ可能で、執筆時点では3人が『Bohrdom』をプレイしていました。