『Garry's Mod』後継作『S&box』がAI生成コンテンツの氾濫に直面!開発元は「人間の創造性を優先し低品質なAIコンテンツを排除する」と表明し今後の動向に注目が集まる
ValveのSourceエンジンを活用し、プレイヤーが自由にコンテンツを制作できるサンドボックスゲームとして人気を博した『Garry's Mod』。その精神的後継作として期待されていた『S&box』が、先日リリースされました。しかし、リリース直後からユーザーレビューでは「AI生成コンテンツ」が氾濫しているとの指摘が相次ぎ、評価が「賛否両論」となる事態に陥っています。開発元であるFacepunch Studiosのクリエイター、Garry Newman氏はこの状況に対し、人間の創造性を重視し、AIによる低品質なコンテンツをメインページから排除する方針を表明しています。
『S&box』を悩ませるAI生成コンテンツの波
『S&box』は、『Garry's Mod』の自由な創造性を引き継ぎつつ、さらに進化したSource 2エンジンをベースに開発されました。しかし、リリースされるや否や、プレイヤーが作成したとみられるAI生成コンテンツが急増。これが人間の手による創造的なコンテンツを埋もれさせてしまっていると、ユーザーから多くの不満が寄せられています。Steamのレビューには「AIに侵食されている」「NFT/暗号通貨コミュニティに占拠されている」といった声も見受けられ、『S&box』が目指す「人々がコンテンツを作り、共有し、楽しむ場」というコンセプトとは乖離した状況となっています。
人間の創造性を重視する開発チームの取り組み
Facepunch Studiosは、このような状況を重く受け止め、問題解決に向けて動いているとのことです。Newman氏は、AI生成コンテンツがクリエイティブな分野で増加傾向にあることを認めつつも、「低品質で明らかにAIによって作られたものは、あらゆるクリエイティブな分野で問題になる」とコメントしています。同氏は、AIを創造性の源として推奨したり、ゲーム制作のツールとして利用することを推奨するわけではないものの、学習ツールや生産性向上ツールとしての側面は認めています。しかし、『S&box』のメインページでは、人間の創造性を促進し、明らかにAIによって作られた粗悪なコンテンツを排除する対策を講じるとしています。具体的な排除方法については、AI生成コンテンツを完全に削除するのか、それとも単にユーザーが閲覧する際の優先度を下げるのかはまだ不明です。また、『S&box』では、Valveと協力してクリエイターが自身の作品をスタンドアロンのゲームとしてSteamに公開できる仕組みも提供されていますが、これがさらにAI生成ゲームの流入を加速させるのではないかという懸念の声も上がっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ゲームタイトル | 『S&box』 |
| 開発元 | Facepunch Studios |
| エンジン | Source 2 (大幅に改良されたバージョン) |