『Invincible VS』がユニークな3対3タッグバトルで格闘ゲーム界に参戦!『Killer Instinct』開発陣が手掛ける新作格闘ゲームは奥深い心理戦が魅力、原作ファンも納得のストーリーモードを搭載
Quarter Upが開発した新作格闘ゲーム『Invincible VS』は、3対3のタッグバトルが特徴のタイトルとして注目を集めています。本作は、2013年の『Killer Instinct』リブート版を手がけたコアメンバーが多く在籍しており、『Killer Instinct』の流れを汲む2D格闘ゲームのユニークなスタイルを継承しています。スピーディーで手ごたえのあるバトルと、メカニクスを深く掘り下げたシステムが特徴で、プレイヤー間の駆け引きが重要な要素となっています。
独自のコンボシステムと駆け引き
『Invincible VS』の格闘システムは、一見すると分かりにくいかもしれませんが、実はかなりユニークです。最も近いのは前述の『Killer Instinct』で、コンボが攻撃側と防御側双方の駆け引きを生み出します。攻撃側は、コンボメーターが満タンにならないよう気をつけながらコンボを繋げます。メーターが満タンになるとコンボが途切れてしまうためです。防御側は、このメーターに注目し、相手がメーターを減らすためにタッグ交代を仕掛けてくるタイミングを読みます。もし防御側が攻撃を受ける直前にタッグ交代に反応できれば、「カウンタータッグ」を発動してコンボを止め、状況をニュートラルに戻せます。
このシステムが面白いのは、心理戦が生まれる点です。例えば、コンボ中の相手がカウンタータッグを使ってくるかもしれないと読んだ場合、攻撃側はタッグ交代のタイミングをずらしたり、タッグ交代をフェイントしたりできます。もし防御側がフェイントに引っかかれば、大きく隙を晒すことになり、一気に有利に立てるでしょう。しかし、フェイントに引っかからなかった場合は、攻撃側が逆に隙だらけになってしまいます。このような読み合いが、試合の展開を大きく左右します。また、絶体絶命の状況では、メーターを2本消費し、アシストキャラのHPを50%削る代わりにコンボをブレイクできる「アシストブレイカー」も存在します。ただし、このアシストブレイカーは強力な反面、無制限に使用できてしまうため、使い方によっては試合が長引く原因にもなります。
ファン必見のストーリーモードとオンライン体験
『Invincible VS』は、原作コミックとAmazon PrimeのTVシリーズ『インビンシブル ~無敵のヒーロー~』のファンにとって嬉しい要素も盛りだくさんです。特筆すべきは、Quarter UpのナラティブディレクターMike Rogers氏と、Amazon Prime版のライター兼プロデューサーHelen Leigh氏が共同執筆し、シリーズ原作者のRobert Kirkman氏も関わったオリジナルストーリーが展開されるストーリーモードでしょう。このモードは、TVシリーズの未公開エピソードのような雰囲気で、原作の雰囲気を忠実に再現しています。
ストーリーモードは1時間程度と短めですが、ペース配分が良く、各キャラクターの戦いも物語に自然に組み込まれています。カットシーンも非常に高品質で、『スパイダーバース』シリーズのような「アニメーション・オン・トゥーズ」スタイルが効果的に使われています。声優陣もTVシリーズの主要キャストが多数参加しており、素晴らしい演技を見せていますが、物語がクリフハンガーで終わってしまうのが玉に瑕です。今後のDLCでの完結に期待したいところです。
その他のモードとしては、アーケードモードやトレーニングモードが用意されています。CPU戦は、相手の行動を読んで誘い出すような本作のシステムにはあまり合わない印象です。また、トレーニングモードにはコンボトライアルやキャラクターガイドがありません。リプレイビューアはありますが、他のプレイヤーのリプレイを検索する機能はないとのことです。しかし、キャラクターのレベルアップで300種類以上のプロフィールタグのカスタマイズ要素が解放される点は嬉しいポイントです。
オンライン対戦に関しては、ロールバックネットコードが搭載されており、非常にスムーズな対戦が可能です。オープンベータやリリース前の対戦では、ラグを感じることなく快適にプレイできたとのことで、対戦格闘ゲームとしては重要な要素をしっかり押さえています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| キャラクター数 | 18体(ローンチ時) |
| ストーリーモード | 約1時間 |