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元『The Elder Scrolls Online』ディレクターが語る、マイクロソフトによる幻の新作MMO『Project Blackbird』キャンセル劇の真相とは?会計上の数字がゲームの運命を左右した可能性も

2026年05月01日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+

元『The Elder Scrolls Online』ディレクターが語る、マイクロソフトによる幻の新作MMO『Project Blackbird』キャンセル劇の真相とは?会計上の数字がゲームの運命を左右した可能性も

元『The Elder Scrolls Online』のディレクターであるマット・フィロー氏が、自身が設立したZeniMax Online Studiosで進めていた新作MMO『Project Blackbird』がキャンセルされた件について語っています。同氏は、このプロジェクトがベセスダやXboxにとって「失われた機会」だったと考えており、ゲーム自体は素晴らしいものになったはずだと述べています。

なぜキャンセルされたのか?

『Project Blackbird』のキャンセルは、ゲーム自体の出来栄えというよりも、マイクロソフトの上層部が会計上の数字を重視した結果のようです。フィロー氏によると、ゲーム開発には初期費用がかさむため、バランスシート上では大きな「負債」のように見えてしまい、それが上層部による「分析」の対象になったとのこと。つまり、巨大な成功を収める可能性のあるゲームであっても、安定した成長が見込めないビジネスと判断されれば、中止されてしまうのが大企業の実情であるとしています。

開発の経緯とフィル・スペンサー氏の評価

『Project Blackbird』は技術的には7年間開発が進められていましたが、その期間ずっとフル生産体制だったわけではありません。初期は少数の開発者がエンジンの選定などゲームの基礎部分を構築しており、本格的な人員増強を予定していた矢先にコロナ禍が直撃したとのことです。また、Bloombergの報道では、当時のXbox責任者であるフィル・スペンサー氏がこのゲームを非常に気に入っていたとされており、そのことについてフィロー氏は笑顔で「Bloombergがそう言っていましたね」と認めています。

大企業におけるゲーム開発の現実

フィロー氏は、マイクロソフトのような大企業にとって、たとえ「巨大な成功を収めるビデオゲーム」であっても、それが財務諸表上で安定した成長を示すものでなければ、刺激的なビジネスとは映らないと指摘しています。彼は今日のXboxの状況を、かつて買収を繰り返した後に多くのスタジオやプロジェクトを閉鎖した2008年のEAや2004年のActivisionと比較しています。個人的には納得できない部分もあるとしつつも、大企業の意思決定には会計上の合理性があることを理解していると語っています。