SFシューター『Saros』に登場する謎の「手」のモチーフ、アートディレクターが制作秘話を語る! 開発の裏側に隠された深い意味とは?
2026年05月02日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
Housemarqueが手がける新作SFシューター『Saros』に登場する不気味な手のモチーフについて、アートディレクターのSimone Silvestri氏がその制作意図を明かしました。プレイヤーを悩ませる惑星Carcosaのいたるところに現れる手のデザインは、単なる偶然ではなく、ゲームの根幹をなすテーマと密接に結びついていたとのことです。
不気味な手のモチーフに隠された意味
Silvestri氏は、「当初からこんなに多くの手をゲームに入れようとしたわけではない」としながらも、アーティストたちとの議論を重ねる中で、それがゲームのテーマにぴったりだと感じたそうです。『Saros』は「力を掴むこと、何かを貪欲に求めること、そして時には手に入らないものへの渇望」をテーマとしており、この「掴む」という行為が「手」のモチーフに繋がったと説明されています。Carcosaの遺跡に刻まれた手の彫刻は、上へと伸びるにつれて形を失い、空に手を伸ばす無数の手の塊となることで、古代文明の「貪欲さ」を表現しているとのことです。
建築様式とゲームプレイの融合
Silvestri氏は、Carcosaの建築様式についても言及しています。古代文明が蝕によって啓蒙されるという「歪んだ啓蒙」の概念を表現するため、当初検討された新古典主義建築では「優しすぎる」と感じたそうです。そこで、イタリア未来派とサンテライアの作品、さらにはデペーロといった画家たちの影響を取り入れ、エティエンヌ・ルイ・ブーレーの巨大構造物と融合させることで、「暴力的で美しい」というゲームの世界観に合った独特の建築言語を創造しました。この結果生まれた「非常に垂直で鋭く、暴力的な線」は、プレイヤーが高速で移動するゲームプレイにも非常にマッチし、視覚と操作感が一体となる体験を生み出しているとのことです。このように、アート、ゲームプレイ、物語という3つの要素が同じ方向を向いていることが、良質なゲームの証であるとSilvestri氏は語っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | SFシューター |
| 開発元 | Housemarque |