『バイオハザード レクイエム』ディレクターが語る、主人公グレースのAIリメイク騒動への見解──「ファンからの批判はデザインが正しかった証」
2026年05月06日 | #ゲーム #ニュース | Eurogamer
『バイオハザード レクイエム』の主人公、グレース・アシュクロフトのキャラクターデザインを巡り、NVIDIAのDLSS 5によるAIリメイク版がファンの間で大きな物議を醸しました。この騒動について、本作のゲームディレクターである中西晃史氏がEurogamerのインタビューに応じ、ファンの強い反発は、開発チームがグレースのオリジナルデザインを「正しく」作り上げた証拠だと語っています。ゲームの発売直後からファンに好評だったグレースのAIによる変更に、多くのプレイヤーが異議を唱えたことから、オリジナルデザインへの愛着が改めて浮き彫りになりました。
DLSS 5によるAIリメイクとファンの反応
NVIDIAは今年3月、新技術DLSS 5を発表し、ハリウッド映画レベルのリアルなコンピューターグラフィックスをゲームで実現できると主張しました。そのデモンストレーションとして公開された映像では、『バイオハザード レクイエム』の主人公であるグレース・アシュクロフトとレオン・S・ケネディがAIによってリメイクされていました。しかし、特にグレースのリメイク版は、厚化粧や唇のふっくら化など、「ヤシファイ(美化)」された変更がファンの間で不評を買いました。NVIDIAのCEOであるジェンスン・フアン氏も、一部の批判に対して「全くの誤り」と声明を出すほど、このDLSS 5の発表は大きな反響を呼びました。
オリジナルデザインへの確信とファンの支持
中西ディレクターは、グレースに対する肯定的な反応をチーム一同喜んでいると語っています。彼女が直面する恐怖に対して感情豊かに表現する姿や、共感を呼ぶ人間らしさが、プレイヤーに支持されている理由だと分析しています。DLSS 5によるリメイク騒動については、具体的なチームの関与には言及しなかったものの、「多くのプレイヤーがグレースのオリジナルデザインをとても気に入っており、変更を望んでいないとコメントしたこと」は、「ポジティブなことだと考えている」と述べました。これは、チームがデザインを「正しく作り上げた」ことを意味し、グレースが短期間でファンの人気キャラクターとして確立された証拠であり、そのデザインに対して強い意見が表明されたことに繋がっているとしています。