サイコロの出目に翻弄される運命の都市建設シム『Amberspire』レビュー!霊廟と化した月を舞台に、自然の猛威と派閥の思惑が交錯するエコ都市開発の果てに何を見るのか?
2026年05月06日 | #ゲーム #発売 | Eurogamer
Bithell Gamesが手掛ける新作エコ都市建設シミュレーションゲーム『Amberspire』は、魅力的でありながらも時にプレイヤーを悩ませる作品です。このゲームは、かつては霊廟として建造された月を舞台に、ターン制のアイソメトリックな都市建設をサイコロの出目で行うというユニークなシステムを採用しています。プレイヤーは、この忘れ去られた辺境の地を黄金時代へと導くことを目指し、人口と影響力を拡大しながら都市を成長させていくことになります。
サイコロの出目に翻弄される都市運営
『Amberspire』の核となるのは、サイコロを使った運要素と戦略の融合です。プレイヤーは各ターンで最大6個のサイコロを使い、都市の発展に関わるさまざまな行動を起こします。しかし、それ以上に厄介なのが「天候」の存在です。霧、水、錆、草といった4つの生態学的脅威は、サイコロの出目によって都市に襲いかかり、時には最大10個もの天候サイコロがプレイヤーを苦しめます。天候は移動し、成長し、都市の境界を腐敗と破壊で蝕むため、プレイヤーは常にこれらの脅威との戦いを強いられます。特に、霧は視界を遮り、都市機能に深刻な影響を及ぼす厄介な存在であり、また、草地はさらなる天候サイコロを引き寄せる要因となるため、安易な拡大は禁物です。
イベントと派閥の思惑が交錯する世界
ゲーム中には、住居の火災から月全体の危機に至るまで、さまざまなイベントが発生します。これらのイベントは、3つのイベントサイコロを使用することでトリガーされます。都市には最大3つの派閥が定住し、それぞれが独自の伝統と野心を持っています。サイコロの出目は、プレイヤーと各派閥との関係を決定し、その関係性や派閥の力に応じて、追加のサイコロ再ロールやダイススロットの増加など、ゲームプレイにバフやデバフが適用されることがあります。例えば、モノリスに覆われた「園芸家」と呼ばれる派閥は、宇宙優生学をビジネスとしており、彼らとの関係は都市の発展に大きな影響を与えます。しかし、このイベントシステムは一貫性に欠け、派閥がゲームの大部分で中立のままであったり、突然姿を消したかと思えば何事もなかったかのように戻ってきたりと、プレイヤーを困惑させることもあるようです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | PC |
| ジャンル | エコ都市建設シミュレーション |
| 開発元 | Bithell Games |