スクウェア・エニックスが放つホラービジュアルノベル『パラノマサイト』ディレクターが語る、インディーゲームが切り拓く大手パブリッシャーの小規模プロジェクト成功の秘訣とは
2026年05月06日 | #ゲーム | Eurogamer
スクウェア・エニックスが手がけるホラービジュアルノベル『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』とその続編『パラノマサイト FILE23 人魚の呪い』について、ディレクターの石山貴也氏が、インディーゲームの台頭が小規模プロジェクトの成功に貢献していると語りました。同氏は、スクウェア・エニックスのような大手パブリッシャーからリリースされるニッチなゲームが注目される背景には、高品質なインディーゲームが牽引する市場の変化があると考えているとのことです。
インディーゲームがもたらす市場の変化
石山氏は、近年の高品質なインディーゲームの増加が、小規模なタイトル全般への注目度を高めていると指摘しています。『パラノマサイト』シリーズは、革新的な要素を追求するのではなく、伝統的なゲームプレイを丁寧に作り込み、純粋に楽しめる作品にすることに注力しているとのことです。このアプローチが、インディーゲーム市場で成功している作品の多くと共通する部分があり、プレイヤーが小規模ながらも質の高いゲームに価値を見出す傾向が強まっていると分析しています。
スクウェア・エニックスの戦略とシリーズの評価
スクウェア・エニックスは2024年に「量より質」の方針を打ち出しており、いくつかの大型タイトルの不振を受けて、開発戦略の見直しを進めています。その中で、販売本数が公表されていない『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』が続編をリリースしたことは、異例とも言える出来事です。このことから、同社が小規模ながらも高い評価を得た作品を重視する姿勢に転換しつつあることがうかがえます。『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』は、Eurogamerのレビューで「プレイヤーが画面の向こう側から真に憑かれているミステリー、パズル、そしてゴーストストーリー」と評され、Steamのユーザー評価でも高評価を獲得しています。