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Bungieの新作『Marathon』、初代とリブート版の比較記事が公開!2つの『Marathon』が示すゲームデザインの進化とBungieの新たな挑戦に迫る!

2026年05月07日 | #ゲーム #アプデ #発売 | GamesRadar+

Bungieの新作『Marathon』、初代とリブート版の比較記事が公開!2つの『Marathon』が示すゲームデザインの進化とBungieの新たな挑戦に迫る!

Bungieが開発を手掛ける人気シューターゲーム『Marathon』について、1994年に発売された初代と、今年リリースされたリブート版の比較記事が公開されています。両作は同じタイトルを冠していますが、ゲーム体験の根幹は大きく異なり、Bungieのゲーム制作哲学がどのように進化してきたかを物語る興味深い内容となっています。特に、物語性、世界観構築、重厚なテーマを通じてプレイヤーを引き込む方法や、その体験がどこで完結するのかという点に焦点を当てています。

初代と現代の『Marathon』が提示する恐怖体験

1994年の初代『Marathon』は、『Doom』や『Quake』といったクラシックなブーマーシューターの流れを汲む作品で、稲妻のような速さのアクション、多種多様な武器、そして非線形なレベルデザインが特徴です。特に、タイトなレベルデザインと照明効果を駆使し、暗闇や物陰に敵を隠す演出は秀逸で、ホラーゲームとまではいかないものの、常にプレイヤーを緊張状態に置くことに成功しています。体力やセーブシステムも特徴的で、自動セーブや体力回復がないため、プレイヤーは常に体力とセーブステーションを探し回る必要があります。これに手動リロードができない仕様が加わり、戦略性が高く、一歩間違えれば大幅な進行を失う可能性がある、緊張感あふれるゲームプレイが展開されます。 一方、現代版『Marathon』は、メカニクスこそ洗練されていますが、初代が持つ「失うことへの恐怖」を抽出型シューターとPvPの要素によって再構築しています。死亡すると装備をすべて失うため、新たな銃や貴重な戦利品を手に入れても、それを使用するかどうか、あるいは投資するかどうか常にリスクを伴います。無料提供されるプリセット装備「スポンサードキット」を使えば、失うリスクは減りますが、アップグレードされた武器を使う他のプレイヤーや、手強いAIの敵に対して不利になる可能性もあります。このように、両作は異なるアプローチながらも、環境の変化に応じて臨機応変な戦略を立てる必要があり、この「走りながら考える」戦略性が、両ゲームに共通する恐怖体験を生み出しています。

深化する物語とBungieの新たな挑戦

初代『Marathon』の物語は、無名の警備士が植民船UESC Marathonに乗り込み、エイリアン勢力Pfhorを阻止するというシンプルな導入から始まります。しかし、プレイヤーは道徳的に曖昧なAI「Durandal」と協力せざるを得なくなり、ゲームは「自由意志」「アイデンティティ」「意識」「真の自由」といった哲学的な問いかけへと深く踏み込んでいきます。ゲーム内の端末を通してDurandalとの対話を進めることで、その計画を解き明かしつつ、プレイヤー自身も物語に深く没入していきます。 現代版『Marathon』の物語は、謎めいた放棄された植民地へ送られるランナーたちの物語であり、この植民地はUESC Marathonの乗組員が、彼ら自身も消息を絶つ前に作ったものとされています。この設定は、リブート版を初代と結びつけつつ、その存在意義を正当化する興味深いフックとなっています。最新マップ「Cryo Archive」では、UESC Marathonに再び訪れることができ、Durandalや初代『Marathon』の出来事に関する多くの参照が散りばめられています。ただし、これらの背景設定は、ゲームの主要なセールスポイントであるマルチプレイヤーの抽出型シューターメカニクスを支える役割に徹しており、物語や世界観構築の要素は、プレイヤーが20個の窓を割るといったランダムなチャレンジを完了する理由付けとして提示されることが多いとのこと。 Bungieは、初代『Marathon』以降、『Marathon 2: Durandal』、『Marathon Infinity』、『Oni』、そしてもちろん『Halo』といった、没入型でストーリー主導のシングルプレイヤーゲームを数多く開発してきました。しかし、現代版『Marathon』は、『Destiny』に続くライブサービス型オンラインゲームへのBungieの継続的なコミットメントを示しています。これは単に経済的な理由だけでなく、創造的な野心も大きな要因とされています。かつての『Marathon』や『Halo』のような「一度きり」のゲームではなく、ライブサービスモデルによって、Bungieは単一のタイトルに継続的にコンテンツアップデートを施し、長期間にわたるエンゲージメントを維持することを目指しています。最新の「Cryo Archive」アップデートは、新たなマップとゲームの宇宙を広げる新たな伝承の両方を提供し、シングルプレイヤーのファンにもマルチプレイヤーのファンにも応える、この融合の最新例と言えるでしょう。