『Clair Obscur: Expedition 33』の最高技術責任者が「GOTYは受賞しない方がいいと願っていた」と告白!その背景にはゲーム業界への深い洞察が?
2026年05月07日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
サンドフォール・インタラクティブの共同設立者であり、最新作『Clair Obscur: Expedition 33』の最高技術責任者であるトム・ギレルミン氏が、ゲーム・オブ・ザ・イヤー(GOTY)受賞について意外な本音を語りました。同氏が「GOTYは受賞しない方がいいと願っていた」と明かしたことで、ゲーム業界内外に驚きが広がっています。数多くのクリエイティブで個性的なゲームが存在する中で、自身の作品よりも他のタイトルが評価されることを望んでいたという、なんとも珍しい発言です。
自身の作品よりも「超クリエイティブなゲーム」にGOTYを
ギレルミン氏は、Game Informer誌(第377号)に掲載されたGame Developers Choice Awardsでのインタビューで、「超クリエイティブで奇妙なゲームがたくさんあるので、うちがGOTYを取らないよう祈っていた」と率直な思いを語っています。さらに、「ビッグタイトルが大衆を牽引し、技術を進歩させる役割を担う一方で、多様なゲームが存在できるのは素晴らしいことだ」と述べ、業界の健全性を示すものとして、予期せぬクリエイティブな挑戦が肯定的に受け入れられる状況を評価しています。
複数のアワードで受賞を重ねる『Clair Obscur: Expedition 33』
しかし、ギレルミン氏の願いとは裏腹に、『Clair Obscur: Expedition 33』はGame Developers Choice AwardsでGOTYを受賞しました。さらに、ベストオーディオ、ベストデビュー、ベストナラティブ、ベストビジュアルアートの各賞も獲得。その後もBAFTAアワードでベストゲーム賞に輝くなど、主要なGOTYアワード5つすべてを獲得した史上2番目のタイトルとなっています。デビュー作でありながらGOTY候補にも挙がるという異例の状況について、ギレルミン氏は「ベストデビューとGOTYを両方獲得できたのは本当に興味深い」とコメント。これは、トリプルAタイトルに限らず、プレイヤーの予想を超えるような斬新なアイデアが業界で求められている証拠であり、イノベーションの余地があるという良い兆候だと捉えているとのことです。