ソニー、Bungieの業績不振で約1,201億円の減損損失を計上 新作『Marathon』が期待値に届かず財務に影響か
ソニーは、2026年3月期決算で、ゲーム開発会社Bungieの業績不振により、合計で約7億6,500万ドル(約1,201億円)の減損損失を計上したと発表しました。ソニーは2022年初頭にBungieを約36億ドル(約5,650億円)で買収しましたが、『Destiny 2』の売上不振や、新作の『Marathon』が期待通りの成果を出せていないことが原因とされています。これにより、ソニーはBungieの買収がまだ利益に結びついていないことを認めています。
新作『Marathon』の厳しい船出
Bungieが開発した新作エクストラクションシューター『Marathon』は、前年度の3月初旬にリリースされましたが、アナリストによると販売目標を達成できていないとのことです。このゲームは2億ドル以上の予算が投じられたと報じられており、特に今回の減損損失のうち約5億6,400万ドル(約886億円)は、ゲームがリリースされた第4四半期に計上されています。『Marathon』は、敗北から立ち直る難易度が高いものの、時間とともに慣れることができるとBungieは説明していますが、先日追加されたレイド風コンテンツ「Cryo Archive」は、さらにハードコアな体験を追求しており、アクセスには複数の要件を満たす必要があるなど、非常に高いハードルが設定されています。
プロゲーマーも認める「Cryo Archive」の難しさ
元プロの『Counter-Strike』プレイヤーであるShroud氏は、自身の配信で「Cryo Archiveはとんでもない。これまで見たゲームの中で最も手の込んだエクストラクションシューターマップだ」と述べつつも、その複雑さや難易度が一般のプレイヤーには高すぎると指摘しています。Shroud氏は、「9時から5時まで働いているおじいちゃんやおばあちゃんがこれをできるだろうか? それは分からない」と述べ、カジュアル層にとってのアクセス性の低さを懸念しています。Bungieは『Marathon』の売上を伸ばすために何らかの対策を講じる必要がありますが、単純に難易度を下げるだけでは現在のファンを失望させるリスクがあり、また、早期に基本プレイ無料化すればフルプライスで購入したユーザーの反発を招く可能性もあります。シングルプレイやPvEキャンペーンの追加、あるいは従来のPvPモードの導入が新たな関心を呼び起こすかもしれません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 減損損失額(合計) | 約7億6,500万ドル(約1,201億円) |
| 『Marathon』開発予算(推定) | 2億ドル以上 |
| Bungie買収額 | 約36億ドル(約5,650億円) |