ソニーがBungie買収で5億6000万ドルの損失を計上、『Marathon』の収益が期待を下回り事業計画を下方修正するも今後の改善に注力
2026年05月09日 | #ゲーム #発売 | Polygon
ソニーが人気ゲームスタジオBungieを買収した件で、かなり大きな損失を計上したことが明らかになりました。ソニーが公開した最新の決算報告によると、Bungieに関連して約886億円(5億6000万ドル)という巨額の減損損失を計上しています。この数字は、3月31日に終了した第4四半期の決算に含まれており、『Marathon』のローンチから約4週間後のことです。通期で見ると、Bungieに対する減損損失は合計で1201億円(7億6000万ドル)に達しています。
期待を下回ったタイトルポートフォリオの収益
ソニーのCFO(最高財務責任者)兼コーポレートエグゼクティブである林濤氏のコメントによると、Bungieのタイトルポートフォリオからの収益が当初の期待に届かなかったとのこと。そのため、ソニーは事業計画を下方修正し、Bungieに関連する固定資産の全額(のれんを除く)を減損処理したとしています。減損とは、固定資産や無形資産の価値が市場価値を下回り、会社のバランスシートに計上されている金額よりも低くなった場合に発生する損失のことです。つまり、ソニーがBungieに支払った金額よりも、現在のBungieの価値が大幅に低いと判断されたわけです。
『Marathon』のプレイヤー評価と今後の展望
Bungieが3月5日にリリースした最新作『Marathon』は、同社の『Destiny』シリーズほどの成功を収めるには至っていないのが現状です。Steamのデータによると、『Marathon』の同時接続プレイヤー数は、リリース初月にピークで77,358人でしたが、現在は4,000人から17,000人の間で推移しています。『Destiny 2』がSteamで最大316,651人の同時接続プレイヤー数を記録したことを考えると、その差は歴然です。批評家やプレイヤーからは概ね肯定的な評価を得ているものの、『Marathon』はまだ幅広い層に浸透しているとは言えません。
今後のゲーム改善に向けた取り組み
ソニーの林氏は、『Marathon』のパフォーマンスについて言及し、今後の開発継続へのコミットメントを示しています。『Marathon』はMetacriticで82点の評価を獲得し、Steamのプレイヤーレビューでも90%以上がポジティブな評価を得ており、定着率などのエンゲージメント指標も高水準を維持しているとのこと。ソニーとしては、今後も追加コンテンツの導入やゲームプレイ体験のさらなる改善、そしてユーザーベースの拡大を通じて、エンゲージメントの高いコアユーザーを維持し、ゲームのパフォーマンス向上を目指していくとしています。最近では、ゲーム内のCryo Archiveキットが毎週無料でダウンロードできるようになるなど、プレイヤー向けの施策も実施されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リリース日 | 2026年3月5日 |
| プラットフォーム | PlayStation 5、Windows PC、Xbox Series X |