ASDと共感をテーマにした2Dナラティブプラットフォーマー『My Girlfriend is a VAMP!』の開発チームが語るユニークなゲーム体験と物語の奥深さ
2026年05月09日 | #ゲーム #発売 | DualShockers
このたび、ASD(自閉スペクトラム症)と共感をテーマにした2Dナラティブプラットフォーマー『My Girlfriend is a VAMP!』の開発チームTinyTankへのインタビューが実施されました。本作は、自閉症の魔法使いのプリンセスを世話しながら、共感と選択がいかに神経多様性を持つ人々との関係において重要かを探求するゲームとして注目を集めています。開発チームは、自分たちの実体験や専門家の知見を取り入れ、プレイヤーに教育的ながらもエンターテイメント性の高い体験を提供することを目指しているとのことです。
ユニークなゲームシステムとキャラクター設定
『My Girlfriend is a VAMP!』は、プレイヤーが「VAMP」ことヴァンパイア自閉症魔法プリンセス、パトリシア姫を城まで導く2Dナラティブプラットフォーマーです。パトリシア姫にとって、本当の敵はドラゴンや火の玉ではなく、太陽のようにまぶしい光、杭のように痛む音、耐えがたいニンニクの匂いといった日常に潜む感覚的な問題とされています。ゲームでは、プレイヤーの介護メカニクスと共感的な対話の選択が、二人の関係の結末を左右するとのこと。プレイヤーの行動は女王によって観察され、「ノンパイア」と呼ぶ人間たちの未来が決定されるという、興味深い設定がなされています。
開発の背景と専門家との連携
本作の開発は、典型発達者と非典型発達者のカップルである開発者自身の経験がきっかけとなっています。感覚的な問題に対する適応やサポートを通じて、「私と一緒に暮らすこと」をゲームにできないかと冗談めかして話していたそうです。その後の研究で、真剣にテーマに取り組めば受容についてのゲームになりうると確信し、自閉症の感覚症状がヴァンパイアのイメージと類似していることから、このテーマが選ばれました。開発チームは、自閉症に特化した心理学者であるレベッカ・モレイラ氏と対話や物語の決定について相談しており、専門家の知見を積極的に取り入れているとのことです。これにより、自閉症のステレオタイプにとらわれない、個々の特性を反映したキャラクター描写や物語展開が実現されています。
異なる視点からのアプローチ
市場にある自閉症をテーマにしたゲームは、自閉症者向けのトレーニングゲームか、自閉症者の視点からのシミュレーションがほとんどです。しかし、『My Girlfriend is a VAMP!』は、サポートする側の定型発達者の視点から描かれている点が大きな特徴とされています。これにより、教育的な要素を含みつつも、エンターテイメントとして楽しめるゲームになっているとのことです。
プレイヤーの選択が結末を左右するマルチエンディング
デモ版ではパズル要素が中心ですが、最終版ではさらに複雑な環境パズルが追加される予定です。ステージごとに新しい危険が追加され、VAMPを守ることがより挑戦的になるでしょう。また、装備品、消耗品、収集品もより洗練されたものが登場します。特に収集品はVAMPの部屋に飾られ、プレイヤーのハイパーフォーカス(特定の対象に強い関心を持つこと)の選択によって、ショップや収集品のセットが変わるとのことです。エンディングは4つの可能性があります。プリンセスが関係を維持したい度合いと、母親がプレイヤーの危険回避能力をどの程度評価するかによって分岐します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | 未定 |
| ジャンル | 2Dナラティブプラットフォーマー |
| 開発元 | TinyTank |