← 最新記事一覧

元任天堂アメリカ社長レジー・フィサメ氏、Amazonからの「法外な要求」を拒否し取引停止!WiiとDS全盛期の任天堂が貫いた「販売戦略」とは

2026年05月09日 | #ゲーム #発売 | Polygon

元任天堂アメリカ社長レジー・フィサメ氏、Amazonからの「法外な要求」を拒否し取引停止!WiiとDS全盛期の任天堂が貫いた「販売戦略」とは

元任天堂アメリカ社長レジー・フィサメ氏が、現役時代にAmazonとの取引を中止したというエピソードを披露し、その背景にある任天堂のビジネス哲学が注目されています。これは、Amazonから提案された大幅な割引販売に対し、レジー氏が「違法行為に当たる」として拒否した末の決断だったとのこと。この逸話は、当時WiiとニンテンドーDSが絶好調だった任天堂が、Amazonに対しても一切譲歩しなかった強気な姿勢を示しています。

「No」を突きつけた任天堂の販売戦略

レジー氏によると、WiiとニンテンドーDSの販売がピークを迎えていた2010年代初頭、Amazonの幹部からウォルマートよりも低い価格で任天堂製品を販売するため、「法外な額の資金援助」を求められたそうです。しかし、レジー氏はこれが不法行為に当たるとし、Amazonの要求を断固として拒否しました。Amazon側が引き下がらないため、任天堂はAmazonへの製品供給を完全に停止するという、当時の状況を考えると非常に大胆な決断を下したのです。レジー氏は「われわれのビジネスのやり方を曲げることはない」と語っており、このエピソードは、任天堂がいかに自社のビジネスモデルと小売店との関係を重視しているかを物語っています。

小売店との信頼関係を最優先

任天堂がAmazonとの取引を停止した背景には、小売店との健全な関係を維持するという強い意思がありました。当時、任天堂はWiiとニンテンドーDSをアメリカだけで年間1000万台ずつ販売しており、圧倒的な市場支配力を持っていました。この成功の要因として、幅広い小売店に平等な条件で製品を供給し、どの店舗でもユーザーが手に取れる環境を構築していたことが挙げられます。Amazonのような特定の巨大小売店に優遇措置を与え、他の小売店の利益を損なうような行為は、任天堂の長年のビジネス戦略に反するものでした。同社は、玩具やトランプメーカーとしての歴史が長く、デジタル時代になっても、実店舗での販売網と小売店との信頼関係を非常に重要視していることがうかがえます。

項目 内容
関係者 レジー・フィサメ(元任天堂アメリカ社長)、Amazon
製品 Wii、ニンテンドーDS
時期 2010年代初頭