元Guerrilla Games共同創設者が語るヨーロッパ発の次世代ゲームエンジン『The Immense Engine』構想! 既存のエンジンが抱える課題と『Godot』の存在がプロジェクトに与える影響とは?
2026年05月10日 | #ゲーム #発売 | DualShockers
Guerrilla Gamesの共同創設者であり、元Epic GamesのテクニカルディレクターであるArjan Brussee氏が、ヨーロッパのゲーム業界を守るための新たなゲームエンジン「The Immense Engine」プロジェクトを発表しました。このプロジェクトは、欧州で主要なゲームエンジンを開発し、将来的な貿易戦争のリスクを回避することで、ヨーロッパのゲーム開発者が安心してゲーム制作に専念できる環境を構築することを目指しているとのことです。しかし、この壮大な計画には、いくつか乗り越えなければならない課題も存在しているようです。
「The Immense Engine」の目指す革新
Brussee氏は、既存の主要なゲームエンジン、特にUnreal EngineやUnityが、その構造上、クリエイターの自由を制限していると指摘しています。これらのエンジンは「マウスでメニューをクリックする人々のために作られている」ため、利用できない機能が必要な場合、エンジン全体のアップデートを待つしかない状況があるとのことです。これに対し、「The Immense Engine」は、よりオープンで柔軟な開発環境を提供し、特に大規模言語モデル(LLM)の統合とヨーロッパ内でのホスティングに重点を置くことで、開発者がより自由に、より効率的にゲームを開発できることを目指しています。
既存の選択肢と「Unityショック」の影響
Brussee氏のこのビジョンは素晴らしいものの、既存のゲームエンジン、特にオープンソースの『Godot』の存在を無視することはできません。Godotは、そのオープンソース性から開発者に高い自由度を提供しており、将来的な国際情勢の影響を受けにくいという強みを持っています。また、2023年末にUnityが発表したインストール数に応じた課金システム(通称「Unityショック」)は、多くのゲーム開発者に衝撃を与え、結果として多くの開発者がUnityからGodotへ移行するきっかけとなりました。この一件は、ゲームエンジンの選択において、開発の自由度だけでなく、ビジネス面での安定性も非常に重要であることを明確に示したと言えるでしょう。「The Immense Engine」がGodotやUnreal Engine、Unityといった強力な競合とどのように差別化を図っていくのか、今後の動向が注目されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エンジン名 | The Immense Engine |
| 開発元 | Arjan Brussee氏(Guerrilla Games共同創設者、元Epic Gamesテクニカルディレクター) |
| 主な特徴 | LLM統合、ヨーロッパ内ホスティング |