Bungie開発の新作『Marathon』、独自の世界観を彩る「摩擦を生むデザイン」がプレイヤーの要望で変化、その行方に注目集まる
2026年05月11日 | #ゲーム #アプデ | GamesRadar+
Bungieが開発中の新作Extractionシューター『Marathon』について、その独特な世界観とデザインが注目を集めています。本作は、30年前にリリースされたオリジナル版から続くサイバーパンクな世界観をベースに、資本主義の終焉とネオングリーンのデザインを全面に押し出しています。特に、プレイヤーに情報を与えすぎない「ダイジェティック・ストーリーテリング」は、アイテムの説明やキャラクターの会話、さらにはインベントリ内の情報から物語を読み解く『ソウルライク』のような体験を提供しています。しかし、このユニークなデザインが、一部のファンからのフィードバックによって変更されつつある状況に、懸念の声が上がっています。
摩擦を生むデザインが魅力
『Marathon』の最大の魅力は、その「摩擦を生むデザイン」にあるとされています。プレイヤーは、タウ・セティの沼地や科学施設から最大限の利益を回収するため、有機的なシェルにアップロードされた意識として行動します。この設定を反映し、当初のインプラントのアイコンは、一見して内容が分かりにくいものの、世界観に深く根ざしたデザインでした。しかし、ファンからは「アイコンが読みにくく、インベントリ管理がしにくい」という意見が寄せられ、Bungieはこれを受けてアイコンを変更しました。この変更により、インプラントとコアの区別はつきやすくなったものの、個々のインプラントが何をするのかは依然として分かりづらく、没入感が損なわれる結果となってしまいました。
プレイヤーの要望と開発側の意図
Bungieは、プレイヤーからのフィードバックを積極的に取り入れ、ランキングとCryo Archiveプレイリストの重複解消など、ゲーム体験の改善に努めています。これにより、キュー時間の短縮や、プレイヤーがルート収集とランキング上昇のどちらを目指すか迷うことなくプレイできるようになったと報告されています。しかし、今回のアイコン変更については、プレイヤーがデザイナーではないという点を指摘し、開発チームが作り上げたゲームの核となるデザイン哲学を安易に「滑らかなゲーム体験」のために変更することに疑問を呈しています。本作の「摩擦」こそが、他のシューターにはない独自性を生み出しており、これが失われることで『Marathon』が単なる一般的なシューターになってしまうのではないかという懸念が示されています。