Supermassive Gamesの新作SFホラー『Directive 8020』がこれまでのシリーズから一変、新たな恐怖体験と進化したゲームシステムでプレイヤーを魅了します
2026年05月11日 | #ゲーム #発売 | Eurogamer
Supermassive Gamesが手掛ける新作SFホラーゲーム『Directive 8020』は、同社の得意とするインタラクティブな映画体験を継承しつつも、これまでの作品とは一線を画す、より思索的でじっくりと恐怖を味わう作風に進化しています。地球滅亡の危機に瀕した人類が、新たな居住可能惑星を調査するため宇宙船カシオペイア号で旅立つところから物語は始まり、乗組員たちが4年間の冷凍睡眠から目覚めた時、船内には未知の生命体が侵入しており、希望に満ちた航海は疑心暗鬼と恐怖の悪夢へと変貌します。本作はシリーズの新たな方向性を示す意欲作として注目を集めていますが、やや既視感のあるストーリー展開や、一部のゲームシステムには課題も指摘されています。
新たな恐怖体験と進化したゲームシステム
本作の最大の特長は、過去作の「急な驚かせ」を多用するホラー演出から一転、より陰湿で存在論的な恐怖を時間をかけてプレイヤーに植え付けていく点にあります。序盤はカシオペイア号の乗組員3グループを丁寧に描写し、それぞれのキャラクターに深く感情移入できるよう構成されており、単なるエイリアンの餌食ではない、血の通った人間たちの葛藤が描かれています。また、ゲームプレイも従来のインタラクティブムービー要素に加え、探索、軽いパズル、ステルスといった要素が強化されており、単調になりがちなホラー体験に変化をもたらしています。特に、テキストメッセージ形式の通信システムは、物語の流れを中断することなくキャラクター間の関係性を深め、新たな選択肢を提示する clever な追加要素と言えるでしょう。
新規要素と今後の展望
『Directive 8020』では、シリーズの根幹を揺るがすような大きな変更点も導入されています。例えば、過去作でシリーズの顔とも言える存在だった「キュレーター」や「予兆」といったお馴染みの要素が姿を消し、物語そのものの力でプレイヤーを引き込むことに注力しています。また、ステルスアクションが新たな主要メカニクスとして登場しており、初期の段階では、暗闇に潜む獰猛な乗組員や、後に現れる異形の存在から身を隠し、カシオペイア号の内部を探索します。しかし、敵の巡回パターンが単調で予測しやすいため、真の脅威や緊張感が生まれにくいという意見もあります。とはいえ、プレイヤーがこれまでの分岐点に戻って別の経路を探索できる「エクスプローラーモード」の追加は、リプレイ性を高める魅力的な要素と言えるでしょう。さらに、豪華なキャスト陣による自然な演技は、物語の説得力を高め、プレイヤーを深く引き込むことに成功しており、個々のキャラクターに感情移入しやすくなっています。Supermassive Gamesは、本作を通じてホラーシリーズの新たな可能性を追求しており、今後の展開にも期待が寄せられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | SFホラー |
| プレイ時間 | 約8時間 |