GameStop、eBayへの560億ドル買収提案が拒否される!「信頼性も魅力もない」と一蹴され、ゲーム業界の巨人の野望に暗雲か
米ゲーム販売大手GameStop(ゲームストップ)のCEOであるライアン・コーエン氏が、オンラインマーケットプレイスのeBay(イーベイ)に対し、総額560億ドル(約8兆7000億円)規模の買収提案を行いましたが、eBayの取締役会はこれを正式に拒否したとのことです。eBayは提案を「信頼性も魅力もない」と一蹴しており、GameStop側の今後の動向が注目されます。
eBayが買収提案を「信頼性なし」と判断
eBayの取締役会は、コーエン氏からの買収提案を財務・法務アドバイザーの支援のもとで徹底的に検討した結果、拒否することを決定しました。eBayのポール・プレスラー会長は、提案が「信頼性も魅力もない」と明言。具体的には、eBay単独での将来性、GameStopの資金調達案の不確実性、提案がeBayの長期的な成長と収益性に与える影響、統合後の事業体のレバレッジ、運営リスク、リーダーシップ構造、そしてGameStopのガバナンスと幹部のインセンティブといった要因を考慮したとしています。eBayは、現在の経営陣のもとで持続的な成長を推進し、株主への長期的な価値を提供できると自信を示しているようです。
GameStopの目論見と資金調達の課題
GameStopは、買収提案において1株あたり現金と株式で65ドルを提示しており、もし買収が実現すれば、コーエン氏が統合会社のCEOに就任し、eBayをAmazonの「正当な競争相手」にすると表明していました。GameStopは、eBayが支出に対して十分な収益を上げていないと指摘し、買収完了後12ヶ月以内に年間20億ドルのコスト削減を達成する計画を提示。また、GameStopが持つ全米1,600店舗の小売ネットワークを、eBayの認証、引き取り、フルフィルメント、ライブコマースに活用する構想も示していました。しかし、買収資金の調達については、GameStopの自己資金と第三者からの融資を組み合わせるとされていますが、総額560億ドルのうち、最大200億ドルがTDセキュリティーズからの負債融資とされており、残りの資金源については不透明な部分が多く、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、中東の政府系ファンドからの資金調達の可能性も示唆しています。
コーエン氏のユニークなアプローチ
コーエン氏は、買収提案の資金を捻出するためとして、ベースボールカードから靴下まで、さまざまな私物をeBayに出品するというユニークな行動に出ていました。それぞれの出品には、eBayへの感謝を込めた手書きの「eBayへの手紙」が添えられていたとのこと。また、ここ数週間、コーエン氏は自身のソーシャルメディアでeBayの財務実績や取締役の活動、過去の論争について繰り返し言及しており、自身を会社の救世主として位置づけようとしていると見られています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 買収提案額 | 560億ドル(約8兆7000億円) |
| 1株あたりの提案額 | 65ドル |