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EAの『ジェームズ・ボンド』ゲーム開発者が明かす後悔「『バットマン アーカム・アサイラム』こそ我々が作るべきだった」と語るスパイゲームの理想像と今後の展望

2026年05月12日 | #ゲーム #発売 | VGC

EAの『ジェームズ・ボンド』ゲーム開発者が明かす後悔「『バットマン アーカム・アサイラム』こそ我々が作るべきだった」と語るスパイゲームの理想像と今後の展望

かつてEAで『ジェームズ・ボンド』シリーズのゲーム制作に携わっていたチャック・ビーバー氏が、その後にリリースされた『バットマン アーカム・アサイラム』こそ、彼らが目指すべきだったゲームだったと語ったことが話題になっています。同氏は2002年の『007 ナイトファイア』を皮切りに、『007 エブリシング オア ナッシング』(2003年)、そして『007 ロシアより愛をこめて』(2005年)のデザインプロデューサーを務めており、その後の『デッドスペース』三部作のプロデューサーとしても知られています。

『ゴールデンアイ』という高すぎる壁

FRVRの新しいインタビューで、ビーバー氏はこれら3作品の制作が「困難な挑戦」だったと明かしています。というのも、常にNINTENDO64で高く評価された『ゴールデンアイ 007』と比較されることが避けられなかったためです。しかしながら、『ナイトファイア』と『エブリシング オア ナッシング』は既存の映画に基づかないオリジナル作品であったため、「かなりの創造的自由」が許され、通常では許されない多くの解決策を考案できたとのことです。

スパイ映画のゲーム化の難しさ

三作の中でも最も困難だったのは、1963年の同名映画を基にしただけでなく、ショーン・コネリーが20年ぶりにボンド役を再演した『ロシアより愛をこめて』だったとビーバー氏は述べています。「ジェームズ・ボンド映画は、多くの出来事が非常に微妙に進行するため、常にシングルプレイヤーミッションに適しているわけではない」と彼は語っており、「すべてが銃撃戦ではない。スパイ活動が主体で、そのすべてがコントローラーで表現できるわけではない」と、その難しさを強調しています。

『アーカム・アサイラム』が示唆する理想のボンドゲーム

ボンドのライセンスがアクティビジョンに移った後、ビーバー氏は『バットマン アーカム・アサイラム』をプレイし、まさに自分たちが作るべきだったゲームだと確信したそうです。「バットマンは、マントとカウルをまとったボンドのようなものだ。彼らがその本質を見事に捉えているのを見て、とても楽しかった」と語っています。現在のゲーム業界には、映画で起こることをゲームプレイとしてどう表現するか、多くの良い例があると指摘しており、特に『メタルギアソリッド』のスネークのようなゲームプレイを取り入れることも可能だと示唆しています。

IO Interactiveの新たな挑戦

今後、ジェームズ・ボンドをビデオゲーム化するのはIO Interactiveで、5月27日に『007:ファーストライト』がリリースされる予定です。ビーバー氏の言葉は、今後のボンドゲーム開発にも大きなヒントを与えそうです。