『ファイナルファンタジーVII リバース』ディレクターが語るRPGの未来:ターン制とリアルタイム要素の融合は必然だったのか?若年層のゲームトレンドに迫る
2026年05月13日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
『ファイナルファンタジーVII リバース』のディレクターである浜口直樹氏が、最新のRPGトレンドについて言及しました。同氏は、ターン制RPGにリアルタイム要素を取り入れた『Clair Obscur: Expedition 33』のようなゲームが「必然的だったかもしれない」という見解を示しており、若年層のプレイヤーがリアルタイム性の高いゲームを好む傾向にある現状を分析しています。
リアルタイム要素を取り入れたターン制RPGの台頭
浜口氏は、ターン制RPGにリアルタイム要素を融合させる動きは、現代のゲーム市場において避けられない流れだったと述べています。特に、敵の攻撃をパリィしたり、コンボ入力をタイミング良く行うといったアクション要素を盛り込むことで、戦略性と即時性の両方を求めるプレイヤーの要望に応えているとしています。純粋なターン制RPGがアクション性の高いゲームに押され気味な中、このハイブリッドなアプローチは、新たなプレイヤー層を取り込む上で重要な役割を果たしているとのことです。
JRPGの進化と今後の展望
浜口氏は、アクションゲームが主流となる中で、RPGやJRPGが「レガシーなジャンル」と見なされる傾向にあるとしながらも、ターン制ゲームの持つ「状況を評価し、手を熟考し、意思決定を積み重ねる」という普遍的な魅力は変わらないと強調しています。しかし、若い世代が入力に対して即座にフィードバックを得ることに慣れているため、リアルタイムの意思決定を組み込んだターン制ゲームが注目を集めるのは自然な流れだと考えているようです。
UI/UXの改善とゲーム体験の向上
近年のターン制RPGでは、UI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンス)の進化も顕著です。『ペルソナ5』のメニューは、単なる選択操作でありながら、反応が良くインタラクティブでスタイリッシュなデザインが評価され、戦闘をより生き生きと感じさせています。また、『崩壊:スターレイル』では、敵のターン中に必殺技を発動できるシステムがあり、戦闘に戦略的な深みと即応性をもたらしています。これらの改善は、ターン制システムを採用するゲームにおいて、視覚的な楽しさを高め、プレイヤーの時間を節約するための工夫として、重要なトレンドとなっています。
『ファイナルファンタジー』シリーズの進化と多様性
『ファイナルファンタジーVII リメイク』および『リバース』は、オリジナル版の戦略的要素を保持しつつも、アクション性の高い戦闘システムへと舵を切りました。しかし、浜口氏は、将来の『ファイナルファンタジー』シリーズが必ずしも同じシステムを採用するとは限らないと述べています。成功した要素は次の作品に引き継がれる可能性がある一方で、各作品の特性に合わせた最適なシステムを模索し続ける姿勢を示しており、RPGジャンル全体の多様な進化の一端として捉えるべきだとしています。