『Call of Duty』のベテラン開発者が手掛ける新作FPSは「もしデヴィッド・リンチがシューターを作ったら」? 新スタジオ「BulletFarm」の挑戦が始まります
かつて『Call of Duty: Black Ops』シリーズのマルチプレイヤーデザインディレクターを務めたデビッド・ヴォンダーハール氏が、自身の新スタジオ「BulletFarm」で開発中の新作FPSについて言及しました。同氏が手掛ける新作は、『Call of Duty』のようなミリタリーシューターとは一線を画す内容になるとのことです。
新たなFPS体験「もしデヴィッド・リンチがシューターを作ったら」
ヴォンダーハール氏は、新作について「もしデヴィッド・リンチがシューターを作ったら、といった感じ」と表現しています。これは、従来のFPSの枠にとらわれない、非常に独特な世界観やゲームプレイが展開されることを示唆しています。協力プレイが主体となる本作は、『Call of Duty』と競合するものではなく、プレイヤー同士が協力して環境的な課題に挑みながら、他のプレイヤーとも対峙するような、新しいCo-op体験を目指しているとのこと。現在、ゲームのタイトルはまだ明かされていません。
BulletFarmの新たな挑戦とGTGとの連携
ヴォンダーハール氏は2023年にTreyarchを離れ、翌年に自身のスタジオ「BulletFarm」を設立しました。設立当初からゲーム開発を進めていたものの、過去のプロジェクトは中止され、現在は異なる新しいプロジェクトに注力しているようです。今回、BulletFarmは「GreaterThan Group(GTG)」という新たな持株会社との提携を発表しました。GTGは元NetEaseの幹部であるサイモン・チュー氏が設立した企業で、『Star Wars: Fate of the Old Republic』なども支援しています。過去にはNetEaseがBulletFarmと『Fate of the Old Republic』のプロジェクトに出資していましたが、資金提供が停止されたことで両プロジェクトは一度頓挫していました。しかし、チュー氏が自ら会社を設立し、才能ある開発者たちと共に再びゲーム開発に挑む形となりました。BulletFarmは「同じ名前、同じDNA、プレイヤー体験への同じコミットメント」を掲げ、GTGの傘下で全く新しい一人称マルチプレイヤー/協力プレイ体験を開発中とのこと。高強度の戦闘、システム的なゲームプレイ、そして映画のような没入感を核としていると語られています。ヴォンダーハール氏は、過去のプロジェクトに2年間の労力を費やしたことに落胆しつつも、新作への高い意欲を示しています。BulletFarmの新作は3年以内のリリースを目指しており、数百人規模の大きな開発チームや莫大な予算を必要とせず、現在50人未満のチームで開発が進められているとのことです。