← 最新記事一覧

インディーゲーム『Bills Must Be Paid』のデモ版アセットが発売2ヶ月前に盗用され中国語版として無断リリースされる事態に、開発元が対応に苦慮

2026年05月14日 | #ゲーム | Polygon

インディーゲーム『Bills Must Be Paid』のデモ版アセットが発売2ヶ月前に盗用され中国語版として無断リリースされる事態に、開発元が対応に苦慮

インディーゲーム開発スタジオRike Gamesが開発中のPCゲーム『Bills Must Be Paid』のデモ版アセットが盗用され、中国語版として無断でリリースされた件で、開発元のRike Gamesが対応に苦慮していることが明らかになりました。本来7月にSteamでのリリースが予定されている本作ですが、発売の約2ヶ月前に発生したこの事態に、スタジオは動揺を隠せない状況です。

無断コピー版が本家を上回る人気に

今回盗用されたゲームは、ブタの貯金箱を叩き壊してお金を集め、次々と降りかかる請求書の支払いをこなすというシンプルなゲームプレイが特徴の『Bills Must Be Paid』です。しかし、Steamのデモ版で公開されていたアセットが中国語版の無断コピーゲームにそのまま使われ、さらに悪いことに、無断コピー版には本家デモ版にはなかった追加機能が搭載されていたとのことです。一部のSteamユーザーからは、無断コピー版が「完全版」として評価される事態にまで発展しています。Rike Gamesの共同設立者であるマイク・グシュヴィルム氏によると、無断コピー版に関連するハッシュタグの動画再生回数は198万回に達しており、中国市場で大きな注目を集めている様子です。

開発チームが直面するブランド毀損の危機

今回の無断コピー版は、音響効果やアセット、スキルツリーに至るまで『Bills Must Be Paid』のデモ版から丸ごと盗用されており、グシュヴィルム氏の手書きのメモまでゲーム内に再現されているとのことです。さらに、無断コピー版には広告が表示されるという違いもあります。Rike Gamesは小規模なチームのため、他国での法廷闘争にリソースを割くことが難しいのが現状です。しかも、無断コピー版は未完成の『Bills Must Be Paid』をベースにしているため、グラフィックのシェーダーなどの細部へのこだわりが欠如した「粗悪な体験」であり、ある時点からプレイ不可能になるバグも存在すると開発者は指摘しています。この質の低いコピー版がユーザーの期待を裏切り、結果的に『Bills Must Be Paid』本来のブランドイメージを損なうことへの懸念を表明しています。現在、Rike Gamesはプレステージシステムや多様なブタの種類、ハンマー、そして明確なエンディングを導入することで、プレイヤーが本物のSteam版に誘導されるよう、フルバージョンの開発に全力を注いでいるとのことです。