『ペルソナ5 ロイヤル』開発者が語るターン制バトルの哲学 - シリーズの成長が普及に貢献した可能性を示唆しつつも、あくまでゲームデザインの表現と強調
2026年05月15日 | #ゲーム | GamesRadar+
近年、ターン制バトルを採用するJRPGが再び注目を集める中、『ペルソナ5 ロイヤル』の開発を主導したアトラスのペルソナチーム「P-Studio」の統括ディレクターである和田和久氏が、同シリーズの成長がターン制バトルの普及に貢献した可能性に言及しています。しかし、アトラスにとってターン制バトルは、あくまでゲームデザイン哲学の表現であると説明しています。
ターン制バトルはアトラスのゲームデザイン哲学
和田氏は、ターン制バトルの復興について「ペルソナシリーズの成長が、ターン制バトルの最近の広がりにある程度貢献した可能性はある」としながらも、「メインストリームであったか、あるいは人気が下火になったかに関わらず、我々はターン制バトルを使い続けてきたため、その変化を肌で感じることは難しい」と語っています。これは、『ファイナルファンタジー』や『龍が如く(現:Like a Dragon)』といった他の人気シリーズがリアルタイムシステムへの移行を試みる中で、『ペルソナ』がそのルーツに忠実であり続けたことを示唆しています。
『ペルソナ』シリーズにおける戦略的思考の重要性
アトラスがターン制システムにこだわり続ける理由として、和田氏は「我々にとって、ターン制要素は単なる手段であり、ゲームデザイン哲学の表現である」と述べています。特に『ペルソナ』シリーズの核となる戦略的思考と、キャラクターの内面的な心理的葛藤に焦点を当てるというデザインと物語のアプローチは、リアルタイムではなく熟考して選択を行うターン制システムと非常に相性が良いと説明しています。時間に対する認識が精神状態に強く影響を与えるというシリーズのテーマとも合致しているとのことです。