【初心者】簡単にゲーム開始!VPSレンタルサーバー比較まとめ|テンプレート対応
面倒くさい設定は無し!
数分でマルチサーバー設置できるVPS特集
VPSサーバーにはゲームテンプレートを選択して、ゲーム専用のVPSサーバーを数分で作れる便利な機能があります。このページではゲームテンプレートに対応し、画面をクリックするだけでほぼ完了できるVPSサービスのみをまとめています。
WEB系の最低限の知識があるならまだしも、初心者が知識無しでVPSサーバーを立ち上げるのはかなり頭が痛くなる作業です。基礎知識を勉強してからになるため時間がかかります。まずはゲームテンプレートを選択できる初心者用のサーバーを借りて遊びましょう。
VPSというサーバーを借りれば大抵プレイできますがハード・ソフトウェア含めたサーバー知識が必要です。例えば、FTPと呼ばれる専用のファイルアップロードを使って更新したり、真っ黒い画面にコマンドを打ち込んで設定が必要です。
このページではそのような面倒な事をしなくとも、遊びたいゲームを選択するだけで自動で設定してくれるVPSサービスをチョイスしています。
実はコマンド入力無しで作れるVPSサーバーは少ないです
オススメのゲーミングVPSサーバー!と紹介されていて気軽に契約すると後で後悔します
MinecraftやARK、RUSTなど数人で一緒に遊ぶことができるゲームは、プレイヤー皆が集まるサーバーが必要になってきます。公式で準備されていますが、自分専用のサーバーを作ることで、ゲーム設定をカスタマイズしたり、不特定プレイヤーに邪魔されずフレンド同士で安全で快適に遊べるようになります。
VPSサーバーはクラウドサーバーの一種です。クラウドサーバーとは簡単に説明すれば「自分専用の高速サーバー」です。
クラウドサーバーで有名なのはAmazonのAWSクラウド。こちらは従量課金(データ転送量の料金)なので莫大なお金が必要になります。VPSはクラウドサーバーを月額固定にして共用サーバーのように個人でも利用しやすくされたサーバーです。普通の共用レンタルサーバーは1つのサーバーを複数人で共用するためレスポンスが下がりますが、VPSはそのデメリットが少なくなっています。そのかわりデータ保蔵領域が小さく、かつサーバー設定が自分で必要になります。ゲームテンプレートはその手間のかかるサーバー設定が自動で最適化されるパッケージをインストールしてくれます。
サーバー
ホームページ制作などでアクセスできる通信専用コンピュータ。メールなどあらゆる通信がサーバーを経由して手元のデバイスに情報が届く。手持ちのPCをサーバー化することも可能(実際は非現実的)。
自力でssh接続でコマンドを叩けるレベルなら、このページで紹介していないVPSサーバーでゲームを遊ぶことができます。
テンプレート選択でVPSサーバーを作る流れ
VPSサーバーを作る流れ
テンプレート選択でSTEP1
サーバーに会員登録
STEP2
ゲームテンプレート選択
STEP3
作成ボタンを押す
完了!!
※20分前後待つ場合もある
サーバー作成後は単純に『サーバーIPアドレス:ポート番号』で入れるものから、Steam側と連携が必要な場合とゲームによってサーバーへ入る手順が異なります。
一言メモ
1サーバーに1ゲームだよ!
ゲームテンプレート
ゲームテンプレート
※基本的にPC版(主にSteam)に対応
※一覧記載の最低メモリは最低限動かせるメモリ数
最低2GBでも動くゲームがあるが、
ゲームによってはプラン選択できない
重要なのはメモリ数
Minecraft
対応VPSサービス
最低メモリ 2GB
RUST
対応VPSサービス
最低メモリ 4GB
ARK
対応VPSサービス
最低メモリ 4GB
VALHEIM
対応VPSサービス
最低メモリ 2GB
パルワールド
対応VPSサービス
最低メモリ 4GB
7 Days to Die
対応VPSサービス
最低メモリ 4GB
ARMA3
対応VPSサービス
最低メモリ 2GB
CS:GO
対応VPSサービス
最低メモリ 2GB
CS2
対応VPSサービス
最低メモリ 2GB
Unturned
対応VPSサービス
最低メモリ 2GB
Team Fortress 2
対応VPSサービス
最低メモリ 1GB
テラリア
対応VPSサービス
最低メモリ 2GB
Factorio
対応VPSサービス
最低メモリ 2GB
Assetto Corsa
対応VPSサービス
最低メモリ 2GB
Project Zomboid
対応VPSサービス
最低メモリ 2GB
表で見る
ConoHa | Xserver | Agames | ABLENET | さくら | |
---|---|---|---|---|---|
Minecraft | |||||
RUST | |||||
ARK | |||||
VALHEIM | |||||
パルワールド | |||||
7 Days to Die | |||||
ARMA3 | |||||
CS:GO | |||||
CS2 | |||||
Unturned | |||||
Team Fortress 2 | |||||
テラリア | |||||
Factorio | |||||
Assetto Corsa | |||||
Project Zomboid |
CPUコア数 | 処理能力に直結する 多いほど複数の処理が快適になる |
---|---|
メモリ数(RAM) | CPUが処理したデータを運用する 余剰なメモリがあっても意味ないが、足りない場合はゲーム全体のレスポンスが悪くなる |
SSD | データを保存できる容量 足りなくなれば追加できる HDDとSSDがあり、SSDであることは必須 |
VPSサーバー 性能比較
VPSサーバー 性能比較
ConoHa for GAME
GMO
100Mbps ※通信制限あり(不明確) | 回線
コア数 2〜24コア メモリ数 1〜64GB メディア SSD |
初期費用 無料 割引 長期割引あり 料金 月額/時間課金 支払い方法 クレカ/Amazon Pay/Pay Pal/銀行/コンビニ |
Xserver for GAME
エックスサーバー
10Gbps ※(UP制限 100Mbps) ※通信制限あり(不明確) | 回線
コア数 2〜24コア メモリ数 2〜64GB メディア NVMe SSD |
初期費用 無料 割引 長期割引あり 料金 月額 支払い方法 クレカ/あと払い(銀行・コンビニ) |
※お友だち紹介割引付き
Agames
AWAKENING合同会社
10Gbps ※通信制限 無し | 回線
コア数 4〜12コア メモリ数 2〜32GB メディア NVMe SSD |
初期費用 無料 割引 長期割引、学割あり 料金 月額 支払い方法 クレカ/Amazon Pay/Pay Pal/stores(銀行・コンビニ・キャリア決済・楽天ペイ) |
ABLENET VPS
ケイアンドケイコーポレーション
200Mbps ※通信制限あり(不明確) | 回線
コア数 1〜8コア メモリ数 0.5〜16GB メディア HDD/SSD |
初期費用 V1以上は無料 割引 長期割引あり 料金 月額 支払い方法 クレカ/コンビニ |
さくらのVPS
さくらインターネット株式会社
100Mbps ※通信制限あり(不明確) | 回線
コア数 1〜10コア メモリ数 0.5〜32GB メディア SSD |
初期費用 無料(初回1ヶ月先払い) 割引 長期割引あり(12ヶ月のみ) 料金 月額 支払い方法 クレカ |
VPSサーバーの特徴
VPSサーバーの特徴
ConoHa for GAME
GMO
特徴
- ゲームテンプレートが2番目に多いVPSサーバー
- 後発サーバーだが母体はGMOなのでネットワーク関連では日本最大(お名前ドットコムなど有名)
- 基本価格が高い気がするが常に40%オフなので実際は安い
- 1ヶ月から40%以上の割引があり、3ヶ月、6ヶ月のプランもあるため旬のゲームを集中して遊びやすい
- 設定に困ってもググると情報が沢山出てくる(重要)
- 利用時間制のプランもあるので短期で遊びたい場合に格安
- 管理画面の読み込みが遅い
- 管理画面のコンソールが不安定
【総評】
始めやすく辞めやすいため気分で使うのに最適なVPSサーバー
Xserver for GAME
エックスサーバー
特徴
- 最もゲームテンプレートが多いVPSサーバー
- 一般向けのサーバーとしては超有名
- 本線が10Gbps回線を利用しているため安定した速度を確保。各ユーザーは100Mbps共有回線
- SSDが高速規格のNVMe(M.2)であるため書き込み、読み込みが爆速
※結局はサーバーからの通信が重要なのであまりゲームプレイの体感はない - 他サーバーから簡単引っ越しできるタイトルがある
- 設定に困ってもググると情報が沢山出てくる(重要)
- 契約期間が1ヶ月で割引無しか、12ヶ月以上の長期割の選択しか無い
- キャッシュバックや長期割りが全面に出すぎて実際の金額が契約するタイミングでしかわからない。思ったより高い
- サービスが複数あり、統括されていないのでアカウント自体の管理がしづらい
【総評】
安く済ませたい場合は1年以上先払いが必要だが対応ゲームが多く高速なVPSサーバー
※お友だち紹介割引付き
Agames
AWAKENING合同会社
特徴
- ゲーマー御用達のVPSサーバー。完全にゲーム専用として特化している
- マルチプレイで重要な通信が10Gbps回線を使われている
- SSDが高速規格のNVMe(M.2)であるため書き込み、読み込みが爆速
- SSD容量が50GB〜なのでコスト安
- ゲームパッケージを選択してメモリやコアを好きにトッピングできる
※遊ぶゲームは後で変更可能。ただし、変更できないゲームもある - マイクラ3日プランもある
- AGAMES専用の支払い方法を選ぶことで学割が可能
- 個人運営であるためサーバー数に限りがある。※個人運営という不安感は無いので安心して欲しい
- 契約時のプランがわかりにくい。目的のゲームが決まっているなら問題ない
- サイト上に記載されているプラン価格より実際は安い(良いことではある)
- 在庫の概念があるので利用できないプランが出てくる
- 対応ゲームがまだ少ない
【総評】
遊びたいゲームが対応しているならAGAMES!安くて速く文句なし
ABLENET VPS
ケイアンドケイコーポレーション
特徴
- 最大10日間のお試し期間でサーバーを試すことが可能
- 回線速度100Mbpsが主流の中で200Mbpsある
- 0.5GB単位でメモリをトッピングできる
- メモリを0.5GBから選択可能(ただしゲームは最低でも2GBいる)
- 他サービスでは選べない隙間のメモリ数を選択できる
- 基本プランが0.5GBの端数があるので他プランと比較しにくい
- 解約が希望月の前月末日までとなっているので即月で辞められない
- プラン変更に手数料がかかる
【総評】
まずゲームサーバー用にVPSを試してみたい人にピッタリ!10日間のお試し期間を活用できる
さくらのVPS
さくらインターネット株式会社
特徴
- WEBサーバーの大御所なので実績と安心感がある
- 2週間お試し期間あり
- スクリプトという方法でゲームインストールが行える
※そのため上記のゲーム対応表以外にスクリプトを公式配布、有志が公開すれば誰でも簡単になる - サーバーの拠点が3つから選べる
- ゲームテンプレートを選ぶわけではなく自動実行のスクリプトをコピペしてインストールするので若干難しく手間がかかる
- 支払いがクレジットカードしかない
- 1年契約でないと割引がない
【総評】
まずゲームサーバー用にVPSを試してみたい人にピッタリ!10日間のお試し期間を活用できる
VPSサーバー 価格比較
VPSサーバー 価格比較
割引なしの基本料金を記載しています。全てのサーバーは長期契約で一括支払いすると割引がされますが、割引率は時期で変動するため公式サイトを確認しましょう。
ConoHaは一瞬高く見えますが割引率が高いです
記載している長期割引率は2024年2月時点の情報になります。数ヶ月・半年・12ヶ月など一括で支払うと大きく割引される制度です。長期で借りるほどに割引、及びキャッシュバックがされます。
比較サイトなどではこの最大割引後の金額で記載されていることが多いので、
実際に公式サイトで金額を確かめる必要があります。
特定の時期に大きく割り引くキャンペーンがあるため変動しますが、大体の金額はわかると思います。
ConoHa | Xserver | Agames | ABLENET | さくら | |
---|---|---|---|---|---|
長期割引率 2024.2時 | 49〜76% 1ヶ月〜3年 | 20〜30% 1年〜3年 | 8〜20% 6ヶ月〜1年 ※学割15% | 8〜22% 6ヶ月〜1年 ※ばらつきあり | 10% 1年 |
0.5GB | 783 1コア | 643 1コア | |||
1GB | 1,065 2コア | 200 4コア | 880 2コア | ||
1.5GB | 1,234 2コア | ||||
2GB | 2,033 3コア | 1,540 3コア | 800 4コア | 1,738 3コア | |
2.5GB | 2,167円 3コア | ||||
4GB | 3,969 4コア | 2,950 4コア | 1,980 6コア | 3,520 4コア | |
6GB | 4,012 4コア | ||||
8GB | 8,083 6コア | 5,910 6コア | 2,480 6コア | 7,040 6コア | |
10GB | 6,662 5コア | ||||
12GB | 3,980 8コア | ||||
16GB | 15,730 8コア | 13,110 8コア | 4,980 8コア | 14,278 8コア | 13,200 8コア |
32GB | 31,460 12コア | 29,720 12コア | 10,980 12コア | 26,400 10コア | |
64GB | 59,290 24コア | 59,440 24コア |
Agamesはサーバー選択時にゲーム+トッピングという方式なので上記値段は参考程度におさめて下さい。マイクラとその他で若干異なります
VPSサーバーを借りるときの注意点
細かな点は実際に公式サイトでご確認下さい。
一般的に多い傾向のある内容を記載しています。
- CPUコア
-
多いほど良いがメモリの方が重要
- メモリ
-
2GBから動くゲームもあるが、最低4GBは欲しい。また、サーバーによっては遊ぶゲームのメモリ最低条件が決まっている。快適さを求めるなら8GB以上が望ましい。メモリは後から増やせるのでまずは4GBで試すのをオススメする。
- ゲームの変更
-
可能。ただしリセットされるのでデータは消失する
- バックアップ
-
現環境を1つのデータにして保存可能。つまり他ゲームで遊んだときにリセットした環境を復元できる
- プランのアップダウン
-
差額分を支払えば可能。サーバーによっては手数料がある。無料であることが多い。ダウングレードの場合は差額分は戻ってこない
- 回線速度
-
回線は他の契約者と共有する。そのため本線が10Gbpsと太い方が快適
- 転送量制限
-
一定の通信量を使うと回線速度が制限される。制限なしと書かれていても一定量超えると制限される
- 支払い
-
クレジットカードは基本対応。個人で支払いがきつい場合はPayPal対応のサービスを使えばフレンドからカンパしてもらいやすい
- 解約
-
一部を除き、即月に止めることができる。長期割の場合は期限までサーバーは強制的に稼働し、返金はない
- 解約違約金
-
無い。ただし、2ヶ月は最低限使う縛りのあるサーバーがある
- 複数のサーバー
-
1アカウントで複数のサーバーを作成可能。サーバーごとに料金は必要
VPSサーバーの選び方の基本
誰と
人数
期間
誰+遊ぶ人数+期間でサーバーとプランを決めましょう。家族2〜3人で遊ぶならメモリは2〜4GB程度、かつ長く遊んでも3ヶ月程度だと思うので一括払いが少なくて済むサーバーを選んだほうがコストパフォーマンスは良いと思います。
リアルフレンドなのかゲームだけのフレンドなのかでもプランが変わってくると思います。大人数でFPSを行う場合はコアとメモリが大量に必要ですし、レンタル期間も長期的になると思います。
そんな場合はPayPalを利用して他プレイヤーから募金を募ってサーバーを管理する方法も考えられます。PayPalが使えるレンタルサーバーは絞られるので選択の幅が限定されます。
オススメされている有名なサーバーを選ぶ前に、まずは「誰+遊ぶ人数+期間」を意識してサーバー選びをしてください。また、レンタルするサーバーは「本当に簡単なのか?」という点にも注意しましょう。例えばこのページで紹介しているConoHa for GAMEは数クリックでサーバーの立ち上げが実際に可能です。しかし、さくらのVPSの場合はスクリプトを書き込んで(数タイトルはコピペ可能)サーバーの設置をする必要があります。サーバーの設置後もゲームによってSteam側で色々と設定が必要だったりするゲームもあるので、実際にゲームで遊ぶまでの工程を調べて自分でも出来そうな場合にレンタルするようにしましょう。
不安な方はお試し期間が設定されているサーバーを選んで練習してみましょう!色々便利になったとはいえ、やはり難しい箇所は出てきます。