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『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』発売直前!新テーマと進化する配達体験を徹底解説

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いよいよ2025年6月26日に発売される小島秀夫監督の最新作『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』。前作『DEATH STRANDING』から11ヵ月後の世界を舞台に、主人公サム・ポーター・ブリッジズの新たな旅を描くアクションゲームです。

本作では、コロナ禍という未曾有の事態を経験した小島監督の新たな視点が反映され、「我々は繋がるべきだったのか?」という深い問いが物語の根底に据えられています。前作で描かれた「繋がり」のテーマを踏まえながら、現代社会への新たなメッセージを投げかける本作は、小島監督の思想の進化を感じられる作品となっています。

発売直前の予習として、先行試遊体験から得られた最新情報を参考に、本作の魅力を徹底解説していきます。 前作をプレイした方も、初めての方も、発売日を迎える前に本作の世界観や新要素を理解しておくことで、より深く楽しめること間違いなしです。

目次

基本情報

項目詳細
タイトルDEATH STRANDING 2: ON THE BEACH
発売日2025年6月26日(木)
プラットフォームPlayStation®5
価格通常版:8,580円(税込)
デジタルデラックスエディション:9,680円(税込)
早期アクセスデジタルデラックスエディション購入者は6月24日からプレイ可能
開発元KOJIMA PRODUCTIONS
販売元ソニー・インタラクティブエンタテインメント

前作同様にプレイステーション独占で販売です。PC等で遊ぶためには一定期間過ぎないと発売されません。前作デス・ストランディングは後にPC版が販売されております。

予約特典・早期購入特典

特典内容詳細
早期購入特典・「サム・ポーター・ブリッジズ」スキン
・「ルー」スキン
・「ドールマン」スキン
デジタルデラックスエディション・早期アクセス(6月24日から)
・追加スキンセット
・サウンドトラック
・アートブック

DEATH STRANDINGシリーズとは?

『DEATH STRANDING』シリーズは、小島秀夫監督が手がける独特な世界観を持つアクションゲームです。前作では「繋がり」をテーマに、分断された世界を再構築する物語が展開されました。今作はその「繋がり」した世界であるため是非前作をプレイすることをオススメします。特にサムとルー(ボトルに入った赤子)の直接的にストーリーに関係しないはずなのに自分の子供のように感じてしまうユーザーの体験は他のゲームでは味わえません。

シリーズの特徴

  • 配達ゲーム:荷物を運んで人々を繋ぐことが基本
  • 独特な世界観:死後の世界「ビーチ」や幽霊「BT」が存在
  • オンライン要素:他のプレイヤーと非同期で協力
  • 哲学的テーマ:現代社会への問いかけ

前作が「繋がり」をテーマに分断された世界を再構築する物語であったのに対し、本作ではコロナ禍を経験した小島監督の新たな視点から、「我々は繋がるべきだったのか?」という問いが物語の根底に据えられています。メディア向けの先行試遊イベントにて体験された内容に基づいて、本作で導入された新要素、強化されたゲームシステム、そして物語の深掘りについて、詳細におさらいしていきます。

ピックアップゲーム情報

物語と登場人物の新たな展開

  • 主人公サムと成長したルーの新たな生活
  • フラジャイルが率いる新組織「跳ね橋部隊」の活動開始
  • 舞台がメキシコからオーストラリア大陸へと拡大

物語は前作『DEATH STRANDING』から11ヵ月後、サムが胎児から「赤ちゃん」へと成長したルーと共に暮らしているところから始まります。そこにフラジャイルが登場し、彼女が新たに立ち上げた組織「跳ね橋部隊(Drawbridge)」の一員として、サムにメキシコへの配送を依頼します。その後、サムは跳ね橋部隊と共にオーストラリア大陸を横断し、カイラル通信を繋げていくことになります。小島監督は、前作の舞台であるアメリカ大陸のように東西に広がり、北と南が海に近い土地というサイズ的な都合から、オーストラリア大陸を新たな舞台に選定したと述べています。また、大陸間を繋ぐ「プレートゲート」という設定も新たに登場します。

登場人物としては、サムの旅に同行する「生きた人形」であるドールマン(声:杉田智和)が、サムに次いで多くのセリフを話す相棒として活躍します。跳ね橋部隊には他にも、ジョージ・ミラーがモデルを務めるタールマン(声:宮本充)、忽那汐里がモデルを務めるレイニー(声:忽那汐里)、エル・ファニングがモデルを務めるトゥモロウ(声:若山詩音)など、個性豊かな能力者(DOOMS)たちが加わります。前作に登場したデッドマンやハートマンとの再会も描かれます。新たな敵役として、ルカ・マリネッリが演じるニール(声:加瀬康之)が登場し、前作のクリフのような物語の重要な役割を担うとされています。ニールにはパートナーのルーシー(声:アリッサ・ユング、声:井上喜久子)が登場し、彼女が違法行為に関与していることが示唆されています。小島監督は、日本版の声優である井上喜久子さんが前作のアメリやブリジットと同じ声優であること、そしてルーシーという名前がサムの亡くなった妻と同じであることについて、「何かしら意味がある」と意図的なものであると語っています。

キャラクター名声優・キャスト・役割
サム・ポーター・ブリッジズ津田健次郎・ノーマン・リーダス・主人公。「伝説の配達人」と呼ばれ、BTの気配を感じるDOOMS能力と、ヴォイドアウトから生還できる「帰還者」の特性を持つ
フラジャイル水樹奈々・レア・セドゥ・サムと同じDOOMS能力を持ち、BTを視認できる。新たな組織「跳ね橋部隊」を率いる
ドールマン杉田智和・ファティ・アキン・本作から登場するサムの旅に同行する人形。サムに次いでセリフが多い
タールマン宮本充・ジョージ・ミラー・サムの味方で、母艦「DHVマゼラン」の船員
レイニー忽那汐里・忽那汐里・サムの味方で、母艦「DHVマゼラン」の船員
トゥモロウ若山詩音・エル・ファニング・サムの味方で、母艦「DHVマゼラン」の船員
ニール加瀬康之・ルカ・マリネッリ・前作のクリフに代わる重要な敵役
ルーシー井上喜久子・アリッサ・ユング・ニールのパートナー
ハートマン大塚芳忠・ニコラス・W・レフン・ブリッジズのメンバーで、ビーチ研究家。21分ごとに心停止し、ビーチと現実を行き来する

進化した配送と戦闘システム

  • プレイヤーの選択肢を重視したゲームデザイン
  • 多様な自然現象と昼夜サイクルによる環境の変化
  • 新武器や格闘アクションの追加による戦闘の深化

『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』は、前作の配達という基本コンセプトを踏襲しつつ、プレイヤーの「選択」を重視したゲームデザインが強化されています。プレイヤーは荷物の重量やバランスを考慮しながら、困難な地形を進む従来の体験に加えて、新たな要素に直面します。

例えば、これまでの時雨や強風に加え、視界を奪う砂嵐、立ち止まって踏ん張る必要がある地震(ゲート・クエイク)、水位が増加する増水といった自然災害がリアルタイムで発生し、配達ルートの選択に大きな影響を与えます。また、昼夜の概念が導入され、夜間は敵に見つかりにくい一方で、プレイヤー自身の視界も悪くなるなど、時間帯に応じた戦略的な行動が求められます。プライベートルームで時間を調整することも可能です。

戦闘面では、前作よりも直接的な戦闘の選択肢が大幅に増加しました。プレイヤーはステルスで敵を避けるだけでなく、積極的に戦闘を仕掛けることも可能です。スナイパーライフルやマシンガンといった新たな銃器の他、遠隔からステルス攻撃を行えるブラッドブーメランや、タールを噴射して敵の動きを遅らせるタールキャノンなどの新武器が登場します。また、サムの格闘アクションも強化され、ドロップキックやボディプレス、防御からのカウンター攻撃に加え、空手技を習得することも可能になります。荷物を完全に切り離すことで機敏に動ける「バックパックの荷下ろし」機能も追加されましたが、プレイヤーは荷物を失う不安から、この機能をあまり利用しない傾向が見られるとのことです。

新要素・変更点詳細説明
昼夜サイクル時間の経過と共に昼夜が移り変わり、視認性や敵の感知能力に影響を与える。プライベートルームで時間を変更可能
地震(ゲート・クエイク)強い揺れが発生し、バランスを崩したり、立ち止まって踏ん張ったりする必要がある。落石も発生する
砂嵐視界が極端に悪化するが、目標マーカーは可視化される
増水川の水位が上昇し、渡河が困難になったり、設置済みの梯子などが損傷したりする
火事・暑さ特定のエリアで山火事が発生し、新装備のタールキャノンで鎮火できる。暑さによる体温管理も必要になる可能性がある
トライクルーザー新しいバイク型車両。乗ったまま荷物を拾え、サムの背負った荷物もそのまま積載可能。利便性が向上している
オフローダー前作のトラックが改良され、車高が上がり川の影響を受けにくくなった。重機関銃やスティッキーキャノンといったツールを装備し、自動で敵を射撃したり、荷物を自動で回収・積載したりできる
乗り物のカスタマイズバッテリーや防御力強化の種類がなくなり、必要なバッテリーを装着するシステムに変更。カラーやステッカー変更にも対応
国道復旧前作よりも大幅に長さが増加し、ルートの分岐も追加された。より多くの素材を必要とし、やり込み要素が強化されている
モノレール復旧新たな大規模インフラ。ジップラインのように大量の荷物を輸送でき、拠点の配送端末へ直接運ぶことが可能
野生動物保護オーストラリアの特定エリアで野生動物(カンガルー、コアラなど)を保護し、依頼者に届けることで、オンラインで共有される「動物園」が形成される

ピックアップゲーム機能

『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』では、配達や戦闘を円滑に進めるための様々な機能やシステムが用意されています。

初心者向け:主要なゲームシステム

機能名初心者向け説明
血液グレネードBT(幽霊のような敵)に対して絶大な効果を発揮する主要な対BT兵器。ゲイザーは一撃で倒せる場合が多く、ハンターに捕まった際には足元に投擲することで周囲のハンターを排除し、安全に逃げることが可能
コード・カッターエピソード5のサム指名依頼No.46で入手できる自動装備系の武器。BTに気づかれないように接近し、□ボタンで「臍帯を切断」することで一撃で倒すことができる。ボーラガンでBTの動きを封じてから使用すると、より安全に臍帯を切断できる
Exグレネードプライベートルームのシャワーやトイレを利用することで生成される特殊なグレネード。タールに投げ込むと、一時的にハンターが出現しなくなるため、その隙に安全な場所へ逃げることができる
プライベートルームエピソード2の開始時に解放されるサムの個人空間。スタミナゲージや血液ゲージなどの回復、水筒の補充、対BT用武器の生成(シャワー/トイレ)、モンスターエナジーによるスタミナ上限増加、バックパックのカスタマイズ、端末からのオーダー確認やメール閲覧、ミュージックプレイヤーの利用、ファストトラベル(本作ではトランスポンダー)など、様々な行動が可能
ソーシャル・ストランド・システム (SSS)他のプレイヤーと非同期で繋がるオンラインシステム。自分の世界に他のプレイヤーが設置した梯子や橋、発電機、国道などの建設物が反映され、互いの配達を助け合えるのが特徴。誰かの役に立つような建設物や行動をすることで、「いいね」を受け取ることができ、直接的な報酬はないものの、プレイヤー間の繋がりや満足感を得られる
カイラル通信カイラル結晶を利用した通信網で、大容量の情報送受信や電力供給が可能。各地にカイラル通信を繋げることがサムの目的の一つであり、接続することでマップ上にミュール(MULES)の活動範囲が可視化されたり、車両の充電が可能になったりするなど、ゲームプレイに様々なメリットがある。ストーリーを進めることや、施設との親密度を上げることでエリアを拡大できる
測量センサー(オドラデク)サムの背中に装備されているセンサーで、R1ボタンで起動し、周辺の地形の危険度(急勾配、滑りやすさ、川の深さなど)をスキャンして表示する。また、BT(Beached Things)の方向や距離を感知する機能も持ち、BTが近いほどセンサーの動きが速く変化するため、BTの位置把握に役立つ
天気予報エピソード3の依頼No.27を完了すると利用可能になる機能。マップ上でR3ボタンを2回押すことで、30分後までの時雨の発生地帯を予測できる。これにより、時雨地帯を迂回したり、時雨シェルターを持っていくかどうかの判断材料にしたりと、計画的な配達に役立つ
BT(Beached Things)デス・ストランディング現象以降に出現するようになった幽霊のような存在。通常の人間には見えず、サムのようなDOOMS(能力者)や、BB(ブリッジ・ベイビー)を装備した者のみが、モヤのような形状で視認できる。ゲイザー、ハンター、キャッチャーの3種類が存在し、キャッチャーに捕食されると対消滅(ヴォイドアウト)が発生し、その場所に巨大なクレーターができる
ミュール(MULES)配達に異常な執着を持つ配達依存症の集団で、サムが運ぶ荷物を狙って襲ってくる。カイラル通信を繋ぐと、マップ上で彼らの活動範囲がオレンジ色の枠で可視化される。ミュールエリアでは、ステルスで回避するか、非殺傷武器(例:ボーラガン、ゴム弾など)で応戦する選択が可能
配達人グレードサムの配達人としての能力をグレード化したシステム。ブリッジリンク、安全性、サービス、数量、速度の5つの評価項目があり、それぞれの上昇に応じてサムの移動速度や積載重量上限などの能力値が向上する。また、特定のグレードに到達することでトロフィーを獲得できる
ソーシャル・ストランド・サービス (SSS)本作で新たに導入されるゲーム内SNS機能。ゲームの進行に応じて、出会った人々が写真やメッセージを投稿し、プレイヤーはそれに対して「いいね」を送ることができる。このSSS上での登場人物たちの会話が、新たな配達ミッションに繋がることもある
フォトモード前作から機能が大きく拡張され、様々な撮影パラメータの調整に加え、サム、ルー、ドールマンそれぞれのポーズを大幅に増加させている。これにより、より個性的で表現豊かな写真撮影が楽しめるようになっている

DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH情報

項目詳細
タイトル名『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』
対応プラットフォームPlayStation®5
発売日2025年6月26日(木)
※デジタルデラックスエディションは2025年6月24日より早期アクセス可能
開発元KOJIMA PRODUCTIONS
販売元ソニー・インタラクティブエンタテインメント (SIE)
公式SNSKOJIMA PRODUCTIONS公式Xアカウント

購入アドバイス

前作をプレイしていない人向け

  • ストーリー理解
    前作のストーリーは重要ですが、本作から始めても十分楽しめます。ただしこの作品の醍醐味は体験にあるためメインストーリーだけでも前作をプレイする事をオススメします
  • ゲームシステム
    配達が基本のゲームですが、戦闘要素も充実しているため、アクションゲーム好きにもおすすめ
  • オンライン要素
    他のプレイヤーとの協力要素があり、孤独感を感じにくい設計になっています

前作をプレイした人向け

  • 進化したシステム
    戦闘要素が大幅に強化され、よりアクティブなプレイが可能
  • 新たな舞台
    オーストラリア大陸という新たな環境での冒険
  • 深まる物語
    前作のテーマを踏まえた新たな問いかけ

まとめ

『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』は、前作の「繋がり」というテーマを踏まえながら、コロナ禍を経験した現代社会への新たな問いかけを投げかける作品です。配達という基本コンセプトを保ちながら、戦闘システムの大幅強化、新たな自然現象の導入、そしてオーストラリア大陸という新舞台での冒険が待っています。

初心者でも十分楽しめるよう設計されており、オンライン要素により他のプレイヤーとの繋がりも感じられる作品となっています。2025年6月26日の発売に向けて、期待が高まる作品の一つと言えるでしょう。

参考記事

  • “『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』はメキシコからオーストラリア大陸を繋ぐ旅へ 30時間プレビューによる新たな体験をレポート – PlayStation.Blog”
  • “『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』小島監督インタビュー! 現代の世界情勢を受けて変化した作品テーマ”繋がり” – PlayStation.Blog”
  • “『デス・ストランディング2』レビュー。配送、戦闘、環境などあらゆる部分がドストレートな正統進化。アクションも大幅強化され、サムは空手技も扱う! | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”
  • “『デス・ストランディング2』小島秀夫監督インタビュー。コロナ禍での苦労、感じた苦悩などあらゆる要素が本作に影響。「国道の復興人気は予想外」で追加した新要素も | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”
  • “[プレイレポート]「DEATH STRANDING 2」を”世界最速”で体験――運ぶ旅の変わらない楽しさ,環境の変化と選択の自由で描く新たな物語 – 4Gamer”
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