【メタスコア】『パックマンワールド2 リ・パック』評価レビュー

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2025年9月25日に発売の『パックマンワールド2 リ・パック』のメディアレビューが公開されMetacriticのメタスコアが集計されました。このページではMetacriticへ寄稿された『パックマンワールド2 リ・パック』に対する海外ゲームメディアのレビューを翻訳してまとめています。

メタスコアは70点台と賛否両論の評価になりました。CGアニメのようなビジュアルの刷新や着地点の影表示といった現代的なアップデートが光る一方で、カメラワークの不安定さやステージの間延びなど、元が2002年のゲームゆえの古さも色濃く残っています。良い部分と気になる部分の両面を紹介していきますので、購入の参考になれば幸いです。

可愛くて遊びやすい、でも20年前の骨格が透けて見える

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Pac-Man World 2: Re-PACmetacritic.com

この『パックマンワールド2 リ・パック』は、2002年に発売された3Dアクションを現代向けにリメイクした作品です。まず目を引くのが「プレイ可能なCGアニメ番組」と評されるほど鮮やかに生まれ変わったビジュアル。パックビレッジや各ステージがシャープでカラフルな色彩で描かれていて、プレイしていると思わず微笑んでしまうキュートさがあります。パックマンにフルボイスがついたのも大きな変化で、ボス戦前に「ゴールデンフルーツを渡してくれればお互い楽なんだけど」と平和的に交渉しようとする姿がなんとも愛らしいですね。

操作面では、ジャンプ中に着地点を示す影が表示されるようになったのが画期的。3Dアクションの「落ちるかどうかわからない」ストレスがかなり減っています。ただし、カメラがオブジェクトに引っかかって勝手にアングルが変わる問題や、ステージが長い割にギミックが古典的で間延びする点など、元のゲームの弱点がそのまま残っている部分も無視できません。良い意味でも悪い意味でも「2002年のゲームのリメイク」で、その印象が刺さるかどうかで評価が大きく変わる一本です。

着地点の影とフェアリーモードが変えた遊び心地

本作で最も高く評価されているのは、現代向けの遊びやすさのアップデートです。空中にいるパックマンの真下にハイライトされた影が表示されるようになり、不格好なシステムと格闘するのではなくゲーム本来の魅力に集中できるようになりました。これだけでテンポがかなり良くなっていますね。

初心者向けのフェアリーモードも親切な設計で、ダメージを受けなくなるだけでなく、穴に落ちそうな場所に「フェアリーブロック」という足場が出現します。アクションが苦手な人でもエンディングまで遊べる配慮です。ステージ内で見つけたクラシックな迷路も、オリジナル版のように強制的にミニゲームに飛ばされることなく、後から好きなタイミングでプレイできるよう変更されました。こういう細かい部分のストレス軽減がとても効いていると思います。

変身ギミックとコンテンツの「フルコース」

基本のジャンプやキックに加え、本作ならではのユニークなアクションがステージ探索に深みを与えています。タイミングよくボタンを押して発動するスーパーヒップアタックで高い足場に飛び乗ったり、鋼鉄のボールに変身して溶岩の上を歩いたり、巨大化してメガパックマンになりゴーストを丸呑みにしたり。『クラッシュ・バンディクー』を思わせる巨大雪玉から逃げるセクションや、インラインスケートでの滑走、潜水艦の操縦など、ステージごとに遊びのバリエーションが豊かです。

収集要素と報酬のサイクルも充実していて、ステージ内で集めたコインでハブエリアのガシャポンを回してフィギュアを集めたり、ミッションクリアで着せ替え衣装を解放したりできます。クリア後には高難度の12のリミックスステージが解放されるなど、まさに「コンテンツのフルコース」。2Pプレイヤーがパックドローンを操作してアイテムを回収したり敵を撃ったりできる協力プレイも追加されていて、ファミリー層への配慮も見えます。

ただ、2002年の古さがしっかり残っている

カメラが暴れて足元が見えない

本作の一番のストレスポイントは、間違いなくカメラワークです。木の幹や壁などのオブジェクトにカメラがぶつかると、プレイヤーの意図に反して勝手にアングルが変わってしまいます。巨大な木を登るステージでは常にカメラの手動調整を強いられ、テンポが著しく悪くなりますね。

一部のボス戦では、空中にいる時にカメラが足元を映してくれないため、そのまま落下ミスに繋がることも。せっかく追加された着地点の影も、一部の足場では機能していない箇所があるという指摘があり、カメラを真下に向けてジャンプの軌道を確認するという不自然なプレイを強いられるのは残念です。

ステージが長い割に中身が薄い

リメイクにあたってステージが拡張された結果、特に序盤は見せ場が少ないのにやたら長いという間延び感があります。ギミックも「氷の床」「火山」といった古典的なテーマの枠を出ておらず、現代の基準では驚きに欠けるかもしれません。道中の敵もAIが非常にシンプルで、パンチやヒップアタックで簡単に一掃できてしまうため、長時間プレイしていると作業感が出てきます。

さらに厄介なのが、収集アイテムを1つでも取り逃すとステージを最初からやり直しになる仕様。ステージは基本的に一本道で、一度通り過ぎると戻れないエリアが存在するため、コンプリートを目指すプレイヤーにとってはかなりのストレスになっています。

ボス戦は楽しい? それとも苦行?

意見が真っ二つに割れるボスデザイン

各ワールドのボス戦は、評価がきれいに分かれるポイントです。肯定的な意見としては、ボスの攻撃パターンを見極めてギミックを活用して反撃するプロセスが楽しいというもの。各ボスが専用のロボットアニマルを操縦する幽霊に変更されていて、デザイン面では個性的だと評価されています。

一方で、ボスの体力が多すぎて(6回以上のヒットが必要)一つの戦闘が不必要に長引くという不満も根強いですね。攻撃できる隙が極端に短く、ほとんどの時間を回避に費やす「待ち」主体の持久戦になりがち。後半のフェーズでミスすると戦闘の最初から完全にやり直しというのも厳しく、最終ボスのスプーキー戦では「コントローラーを投げ出したくなる」というレビュアーもいました。

シンプルさは美徳か、退屈か

ゲーム全体の「シンプルさ」に対する捉え方もプレイヤーによって大きく異なります。肯定派は、複雑なスキルツリーやオープンワールドに疲れた人にとって「頭を空っぽにしてバイブスを楽しめる完璧なゲーム」だと主張。子供や初心者にとっての入門用3Dアクションとしても非常に優秀で、わかりやすさが安心感を与えてくれるという意見です。

否定派は、『スーパーマリオギャラクシー』や『アストロボット』といった現代の洗練された作品と比べるとシステムが平凡で刺激に欠けると指摘しています。追加されたミッションやタイムアタックも、根本的な体験を豊かにするものではなく単なるプレイ時間の「水増し」に過ぎないという見方です。プレイ後に強烈な印象を残すものがない「忘れ去られやすい凡作」と切り捨てる声もありました。

難易度の急カーブ問題

難易度についても意見が対立しています。序盤は非常に簡単ですが、後半のワールドやクリア後のリミックスステージで歯ごたえが出てくる設計。これを「適切なチャレンジ」と歓迎する人もいれば、難易度の上がり方が滑らかではなく唐突に理不尽なポイントが現れると不満を漏らす人もいます。特定のステージで、それまでに集めた残機を根こそぎ奪われるような配置が存在するという指摘もあり、ゲーム全体のフローを阻害していると感じるプレイヤーもいるようです。

メディアレビュー紹介

高評価

Video Chums — 85
傑作3Dプラットフォーマーの最高なリメイクだ!鮮やかな映像美に加え、ゴーストが操る巨大ロボットとのボス戦や、タイミング重視のスーパーヒップドロップなど新要素が満載。ガシャポンで集めたフィギュアでパックビレッジを飾る楽しさや、ギャラクシアンの船で解放する旧作風メイズも熱中必至。ファン必携の一作である!
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GameBlast — 85
単なる良作の復刻を超えた模範的リメイクだ!メガパックマンへの変身やガシャポンによるパック村の復興など、コンテンツの充実ぶりが圧倒的である。全25ステージの攻略後に解禁される、より高難度な12のリミックスステージも最高だ。100%クリアを目指す挑戦的な難易度も秀逸で、ジャンルの決定版と言える!
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Voxel — 85
期待を遥かに超える極上の豪華リメイクだ!着地点を示す影や空中浮遊など、操作性の現代的なアップデートが見事でストレスを感じさせない。さらに、ガシャポンでのフィギュア収集やタイムアタック、クリア後のリミックスステージなど、原作の魅力を損なうことなく新コンテンツを大量に注入した傑作に仕上がっている!
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低評価

Player 2 — 58
消耗戦を強いられる苦痛なリメイクだ。特にボスの「スプーキー」戦は、回避ばかりで攻撃の隙が極端に短い多段階バトルでありただの苦行である。最悪なのは劣悪なカメラ追従で、影のない足場と相まって理不尽な落下死を頻発させる。射程の短すぎるパックドット攻撃も全くの無意味で、難易度曲線の調整不足は否めない。
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Push Square — 60
無駄にプレイ時間を引き延ばした退屈な凡作だ。全25ステージは冗長化しており、序盤は魅力的な展開が皆無である。ボス戦も撃破に6回以上の攻撃を強いられ、ひたすら面倒だ。コスチューム解放やガシャポンなどの新要素も、同じステージを反復させるための露骨な水増しに過ぎず、全体的に古臭さを拭いきれていない。
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Press Start Australia — 60
思い出補正なしでは遊べない凡庸な一作だ。氷や森といった使い古されたテーマのステージに、何の独創性もない退屈なアクションがひたすら続く。画質向上やフェアリーモードの追加など遊びやすさの改善は認めるが、わずか5時間で終わる底の浅い内容だ。現代の優秀な競合プラットフォーマーを差し置いて選ぶ価値はない。
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まとめると

  • 「プレイ可能なCGアニメ」と評されるほどビジュアルが美しく生まれ変わった
  • 着地点の影表示やフェアリーモードなど、遊びやすさの改善が大きい
  • スーパーヒップアタックや変身ギミックなど多彩なアクションが楽しめる
  • ガシャポン、着せ替え、リミックスステージなどやり込み要素が充実している
  • カメラワークがオブジェクトに引っかかりやすく、操作のストレスになる
  • ステージが長い割にギミックが古典的で、間延びを感じやすい
  • ボス戦が冗長で、後半フェーズでのミスは最初からやり直しになる
  • 収集アイテムを取り逃すとステージ丸ごとやり直しの仕様がストレス
  • シンプルな遊び心地を「癒やし」と取るか「退屈」と取るかで評価が分かれる

製品情報

項目内容
タイトルパックマンワールド2 リ・パック
ジャンルアクションアドベンチャー
発売日2025年9月25日(Steam版は9月26日)
対応機種PS5 / Nintendo Switch 2 / Xbox Series X
プレイ人数1〜2人(パックドローンによる協力プレイ対応)

メタスコアについて

Metacriticで集計されているゲーム評価のスコアです。大手メディアに投稿されたレビューのスコアを平均された数値になります。メタスコアは大きく変わる機会は少ないですが、集計サイトが増えるにつれて頻繁に変動します。

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神ゲー良ゲー凡ゲー低評価爆弾持ち