【メタスコア】『Deep Rock Galactic: Survivor』評価レビュー

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2025年9月17日に発売の『Deep Rock Galactic: Survivor』のメディアレビューが公開されMetacriticのメタスコアが集計されました。このページではMetacriticへ寄稿された『Deep Rock Galactic: Survivor』に対する海外ゲームメディアのレビューを翻訳してまとめています。

メタスコアは80代半ばの良スコアを獲得しており、「Vampire Survivors系の中でも頭ひとつ抜けた完成度」と高く評価されています。ただし終盤のバランスや操作面にはいくつか不満の声も見られるので、良い点・気になる点をまとめて紹介していきます。購入の参考になれば幸いです。

掘って撃って、気づいたら朝になるやつ

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Deep Rock Galactic: Survivormetacritic.com

この『Deep Rock Galactic: Survivor』は、『Vampire Survivors』が切り開いたオートシューター系ローグライトに、原作『Deep Rock Galactic』の「採掘」という要素をがっつり持ち込んだ作品です。見下ろし視点でドワーフを操作して、押し寄せるエイリアンの群れを蹴散らしていくんですが、ツルハシで岩壁を掘って地形そのものを変えられるのが他のサバイバー系とは決定的に違うところですね。

武器の強化やビルド構築の奥深さ、ステージごとに用意された明確な目標など、「あと1周だけ」とつい手が伸びてしまう中毒性は折り紙付き。ただ、終盤になるとエフェクト過多で何が起きてるか分からなくなったり、やり込み要素のバランスが厳しかったりと、手放しで絶賛とはいかない部分もあります。良作なのは間違いないんですが、ちょっと惜しいところもあるゲームかもしれません。

「採掘」が生む唯一無二の戦術性

このゲーム最大の魅力は、なんといってもツルハシによる採掘システムでしょう。敵の虫たちは岩を掘れないので、プレイヤーが自分で壁を崩して逃げ道を作ったり、細い通路を掘って敵を一列に並ばせて一網打尽にしたりと、地形を使った戦術がめちゃくちゃ楽しいんです。

上空から降ってくるサプライポッドの落下地点をうまく掘り抜いて、巨大なボスの頭上に叩き落とすなんていう芸当もできます。溶岩地帯やキノコが生えるバイオーム、掘っても生え変わるトゲのツルなど、ステージごとに地形の特性が異なるので、毎回違う立ち回りを考える必要があるのもいいですね。ただ逃げ回るだけのサバイバー系とは一線を画す、パズル的な戦略性が光ります。

ビルド構築が沼すぎる

4つのクラスとそのサブタイプ、多彩な武器、そして武器の挙動を根本から変える「オーバークロック」の組み合わせが膨大で、プレイするたびに異なる戦い方が生まれます。5レベルごとに新しい武器スロットが解放されて、武器を6回強化するたびにオーバークロックがもらえるという成長サイクルが気持ちいい。「数字がどんどん大きくなっていく」快感がたまりません。

レビュアーの一人は「犬が散歩を求めて鳴いているのに『あと1回だけ』と呟いてしまう」と表現していましたが、まさにそんな感じのゲームです。ステージごとにフェーズが区切られていて、合間にショップで買い物ができたり、「制限時間内にエリートを倒す」「キノコを集める」といったサブ目標があったりと、プレイにメリハリがあるのも中毒性を加速させています。

原作ファンもニヤリとする再現度

FPSだった原作をトップダウンのローグライトに落とし込みながら、その雰囲気をしっかり保っているのも見事。タレット頼みのエンジニア、重火力のガンナー、採掘特化のドリラー、そしてなぜかいつも不遇なスカウトと、原作の4クラスの個性がちゃんと反映されています。さらにクラスごとのサブタイプも用意されているので、遊びの幅がかなり広い。

見下ろし視点なのに、暗闘のヒビから漏れる光や銃声の反響、何百もの虫の足音が迫ってくる音響設計で、薄暗い鉱山の閉塞感がしっかり伝わってきます。13ドルという価格に対してコンテンツの量が「ほとんど犯罪的」とまで言われるほど充実しているのも嬉しいポイント。Ver 1.0で追加された「Escort Duty」モードでは、巨大採掘機ドリルドーザーを護衛しながら狭い通路で戦う緊張感あふれる防衛戦が楽しめて、通常のプレイとはまったく違う手触りを味わえます。

ただ、気になるところもあります

終盤のエフェクト地獄と音の飽和

ゲームが進んで武器が強くなると、画面が銃弾・炎・爆発で埋め尽くされて自分のキャラクターが見えなくなるという問題があります。「開発者は視覚効果をやり過ぎたかもしれない」というレビュアーの指摘はもっともで、何が起きてるか分からないまま死ぬことも。同時に効果音も過剰になって、せっかくのBGMが完全にかき消されてしまうのはもったいないですね。

狙えないもどかしさ

武器は自動で最も近い敵に向かって発射されるオートエイム方式なんですが、任意の方向に撃つツインスティック操作には対応していません。普段はそこまで気にならないものの、ガンナーのミニガンのように特定方向にしか撃てない武器を使っていると、敵から逃げながら後ろに向かって撃つ「引き撃ち」ができなくてストレスを感じる場面があります。

やり込みの壁が厚すぎるかもしれない

最高難易度に挑むような終盤では、アップグレードの上昇幅がわずか数パーセントと極端に小さくなります。しかもビルドの成否がオーバークロックの引き運に左右される部分が大きいので、1時間かけたプレイが徒労に終わることも。メニュー画面もごちゃごちゃしていてチュートリアルが乏しく、初心者が全体像を掴みにくいのも気になるところです。

ここは意見が割れています

ソロ専用ってどうなの?

原作『Deep Rock Galactic』といえば、仲間と「Rock and Stone!」と叫び合いながら協力するのが最大の魅力でした。本作は完全ソロ専用なので、この点は評価が割れています。

多数派はソロ用のローグライトとして割り切れば十分に完成されているという立場です。平坦なマップになった本作ではクラス間の地形ナビゲーション協力もそもそも不要で、ソロで成立するようにきちんと再設計されていると。一方で、ボタンを押して「Rock and Stone!」と叫んでも誰も返事をしてくれないソロプレイに虚無感を覚える原作ファンも少なくなく、Co-opモードの追加を望む声は根強いですね。

ギアシステムは便利? それとも面倒?

Ver 1.0で追加された「ギア」システムは、プレイ中にドロップする装備を拾うことで恒久的なボーナスを得られる仕組みです。リスクを冒してアイテムを狙う楽しさが増したという声がある一方で、12種類ものキャラクターのロードアウトを毎回管理するのは作業感が強く、特定のビルドを強要されているように感じるという指摘もあります。

メディアレビュー紹介

高評価

Loot Level Chill — 95 / 100
中毒性の高いシューティングと戦略的な採掘要素が見事に融合。武器のアップグレードやスキル強化など、生き残るための決断が常に求められ、Vampire Survivorsを凌駕するほどの中毒性がある。
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PC Gamer — 90 / 100
地形を採掘して敵を誘導したり退路を確保したりする戦術的な環境操作が非常に独創的。護衛任務などの新モードややり込み要素も満載で、常に新しい驚きを提供する完成度の高い作品。
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ComicBook — 90 / 100
ペースが速く没入感のあるゲームループと、達成感が得られる明確な目標が素晴らしい。多彩なアップグレードやクラスによりビルドのカスタマイズ性が高く、極めて中毒性が高い。
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低評価

games.ch — 83 / 100
ボリュームや原作再現度は見事な一方、メニュー画面が煩雑で全体を把握しづらい。チュートリアルやシステム説明が乏しく、視覚的な変化の少なさにより新鮮味が薄れてしまう点が惜しい。
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Game8 — 86 / 100
原作の魅力がトップダウン視点で見事に再現されているが、終盤のバランス調整が甘く、高難易度では過酷な作業を強いられる。ツインスティック非対応やソロ専用の寂しさも不満点。
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SECTOR.sk — 80 / 100
中毒性は高いが、終盤になるほど激しいエフェクトで視認性が悪化し、効果音が多すぎてBGMがノイズ化する問題がある。また、最高難易度では運要素が強く理不尽に感じる場面も。
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まとめると

  • ツルハシで地形を掘って敵を誘導・退路確保できる「採掘」システムが、サバイバー系に唯一無二の戦術性をもたらしている
  • 4クラス×サブタイプ×多彩な武器×オーバークロックの組み合わせで、ビルド構築の奥深さと中毒性が凄まじい
  • 原作の雰囲気を見下ろし視点で忠実に再現しており、音響設計や環境演出の質が高い
  • 13ドルとは思えないボリュームで、新モード「Escort Duty」も通常プレイと異なる緊張感を提供している
  • 終盤はエフェクト過多で画面が見えなくなり、効果音がBGMをかき消してしまう
  • ツインスティック操作非対応で、引き撃ちができない場面にストレスを感じることがある
  • 最高難易度のやり込みはグラインドが過酷で、運に左右されるバランスの厳しさがある
  • ソロ専用のため原作のCo-op体験は味わえず、ここは好みが分かれるポイント

製品情報

項目内容
タイトルDEEP ROCK GALACTIC: SURVIVOR(ディープロックギャラクティック: サバイバー)
ジャンルサバイバーライク / オートシューター
発売日2025年9月17日
プレイ人数1人(ソロ専用)

メタスコアについて

Metacriticで集計されているゲーム評価のスコアです。大手メディアに投稿されたレビューのスコアを平均された数値になります。メタスコアは大きく変わる機会は少ないですが、集計サイトが増えるにつれて頻繁に変動します。

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神ゲー良ゲー凡ゲー低評価爆弾持ち