2025年10月23日に発売の『PowerWash Simulator 2』のメディアレビューが公開されMetacriticのメタスコアが集計されました。このページではMetacriticへ寄稿された『PowerWash Simulator 2』に対するゲームメディアのレビューを翻訳してまとめています。
メタスコアは80代前半と良ゲーの評価を獲得。前作から正統進化を遂げた「汚れを落とす快感」は健在で、新システムや便利ツールの追加が好評です。一方で、BGMの欠如や一部ツールの操作性など気になる点も指摘されています。購入の参考になれば幸いです。
汚れを落とす禅、ふたたび。今度はもっと快適に



この『PowerWash Simulator 2』は、前作で多くのプレイヤーを虜にした「無心で汚れを落とし続ける快感」をそのまま受け継ぎつつ、痒いところに手が届く改善を数多く施した正統進化の続編です。
高圧洗浄機で壁や車をじわじわ綺麗にしていく過程は、まるで瞑想のよう。完全に汚れが落ちた瞬間に鳴る「Ding!」という効果音の気持ちよさは相変わらずクセになりますし、あるレビュアーは本作を「デジタル版の塗り絵」と表現しています。脳を休ませて無心で取り組めるセラピーのような効果があるんですね。
ただし、BGMが一切流れない静寂の中での作業や、新しい移動ツールの扱いにくさ、それから拠点カスタマイズ機能の中途半端さなど、手放しで絶賛とはいかない部分もしっかりあります。良いところと気になるところ、順番に見ていきましょう。
石鹸が無限に使い放題、これだけで前作の不満が吹き飛ぶ
前作で地味にストレスだった石鹸システムが劇的に改善されました。以前は汚れの種類ごとに専用の石鹸をお金で買い足す必要があったんですが、今作では最初から無限に使える汎用ソープに変更されています。
使い方もシンプルで気持ちいい。広範囲に石鹸を吹き付けると、すでに綺麗な場所からは泡が数秒で消え、汚れが残っている箇所にだけ泡が吸着する仕様になっています。そこを広角ノズルで一気に洗い流すと、頑固な汚れが魔法のように消えていく。このカタルシスはかなりのものです。
新ツールが優秀すぎて手放せない
清掃の効率を上げる新しいツールも充実しています。特にフロアスクラバー(SwirlForce Surf Ace)は、平らな床や壁を一気に綺麗にできる円形のアタッチメントで、「親友になった」と語るレビュアーがいるほど重宝されています。
高所作業も快適になりました。垂直に昇れるシザーリフトや、巨大看板の上を左右上下に移動できる懸垂下降用のロープが追加され、高低差のある巨大な建造物もストレスなく掃除できるように。お馴染みの足場にも梯子がついて、格段に登りやすくなっています。
掃除したら地形が変わる、そのワクワク感
今作で特に面白いのが、多段階に変化するステージのギミックです。たとえば、地面にある平らな標識を綺麗にすると、それが突然せり上がって公衆トイレの外観が出現。外壁を洗い終えるとドアが開いて、おぞましく汚れた個室の内部を掃除させられる……といった具合に、作業を進めるたびに新しいエリアが展開していきます。
単調になりがちな清掃作業に「次は何が起こるんだろう」という期待感を持たせてくれるこの構造は、かなりうまいアイデアだと思います。
前作の悪夢「残り1%の汚れ探し」がほぼ解消
前作プレイヤーを苦しめた「ピクセルハント(見えない汚れ探し)」も大きく改善されました。レベルの終盤になると、まだ汚れている箇所にターゲットアイコンが自動的に表示され、パルス効果で光って場所を正確に教えてくれます。おかげで最後までスムーズに作業を終えられるようになりました。
協力プレイがちゃんと「協力」になった
要望の多かったローカルの画面分割プレイにも対応。さらに重要なのが、オンライン協力プレイで参加した全員にキャンペーンの進行状況が共有されるようになったことです。前作ではホスト以外のプレイヤーが自分のセーブデータで同じ場所をもう一度掃除させられるという徒労感がありましたが、それが完全に解消されています。
ちょっと気になる点もあります
BGMがない静寂、人によってはつらいかもしれません
前作から変わらず、ゲーム中にBGMは一切流れません。水の噴射音と環境音だけが響く空間は、人によっては孤独感や寂しさを覚えるかもしれません。数時間に及ぶ巨大なステージを一人でこなしていると、「軽くでもいいからBGMが欲しかった」という声が複数のレビュアーから上がっています。外部の音楽やポッドキャストを流しながらプレイするのが実質的な対処法になっているようです。
新しい移動ツールにクセがある
便利な懸垂下降用のロープですが、地面に近づきすぎると強制的に降ろされてしまう仕様があったり、足場を思い通りの場所に設置するのが意外と面倒だったりと、操作にクセが残っています。
特に巨大なビルボード(看板)の清掃ジョブでは、看板の両端にある階段を洗う際に懸垂下降ツールが回り込めず、「見えない階段を無理やり降りながら洗う」という強引なプレイを強いられる場面も。コントローラーを投げたくなったレビュアーもいたようです。
巨大ステージでは「残り1%問題」が完全には消えていない
ハイライト機能の改善は素晴らしいものの、遊園地や洋館といった極端に巨大なレベルでは、99%から100%にするための最後の一欠片を見つけるのが依然として苦痛になる瞬間があります。完全には解放されていないんですね。
Co-op時の音声バグも報告あり
協力プレイ中に一方のプレイヤーの音声が完全に消えてしまうバグが報告されています。レビュアーからは「史上初のサイレント圧力洗浄機を発明してしまった」と皮肉られる始末。フロアスクラバー使用時の音量バグも確認されており、早急なパッチが待たれます。
好みがはっきり分かれるポイント
拠点カスタマイズ「ホームベース」は必要だったのか
前作にはなかった、自分の会社に家具を配置してデコレーションできる「ホームベース」機能。評価が明確に分かれていますが、否定的な意見のほうが多い印象です。
肯定派は、仕事で稼いだポイントで古い家具を買い、自分の手で綺麗に洗浄してからオフィスに飾るプロセスが「清掃ビジネスが成長している実感」を与えてくれると評価しています。
ただ、否定派の言い分もよくわかります。ラグマットの上にデスクを置けないなど直感的でない設置制限があったり、家具のテイストがチグハグだったり。そもそもプレイヤーは「掃除をしに」ゲームを起動しているわけで、綺麗に保たれた拠点に長居する理由がないんですよね。「ボリュームの水増し」と切り捨てる声が多く見受けられます。
テキストメッセージで語られるストーリー、邪魔? それとも楽しい?
作業の合間に住人からスマホに届くテキストメッセージでストーリーが展開されるんですが、これも評価が分かれています。宝石泥棒や市長の陰謀、果てはタイムトラベルや月の天体災害まで飛び出す不条理な物語を楽しむ声がある一方で、掃除の「ゾーン」に入って集中しているときにはメッセージが邪魔に感じるという意見も。あるレビュアーには「犬をテーマにした車の側面のペンキよりも薄いストーリー」とバッサリ斬られています。
そもそも「無限の掃除」が合うかどうか
ゲームの根本的な体験そのものの好き嫌いも大きいです。肯定派はこれを「逆説的なウェルネスツール」と呼び、「頭を空っぽにしたい時に30分だけ起動すると、いつの間にか数時間が泡と共に洗い流されている」と語ります。
一方、協力プレイに誘われたパートナーが「あまりにも仕事のように感じすぎる」と言ってコントローラーを置いてしまったエピソードもあり、合わない人にはとことん合わないゲームであることは間違いありません。
メディアレビュー紹介
高評価メディア
ZTGD — 100
前作の完璧な公式を見事に昇華させた最高傑作だ! 廃れた遊園地から泥だらけの車両まで、劇的なビフォーアフターの快感は圧倒的である。 特にノズルの角度を変えられる新ツールは革命的で、カスタマイズ可能なハブ空間の追加も素晴らしい。 まさに究極の禅体験であり、今の我々が最も必要としている癒しのゲームだ!
→ レビューを読むLoot Level Chill — 95
FPS風の洗練された操作性と煩雑だった洗剤システムの廃止により、驚くほど快適な清掃体験が実現した! 広範囲をカバーできる多目的洗剤や、高所作業を激変させる懸垂下降装置の追加が最高に素晴らしい。 前作の最終ステージを模した遊園地の射的場など、細部まで愛が詰まったステージ群にただただ没頭してしまう!
→ レビューを読むPlayStation Universe — 95
前作の不満点を見事に一掃した至高の続編だ! 無料で使える石鹸スプレーのおかげで清掃効率が劇的に向上し、汚れを追うストレスが消え去った。 さらに、地面から公衆トイレがせり上がるような多段階のジョブが導入され、反復作業に最高のワクワク感をもたらしている。 25ドルという価格は信じられないほどの破格だ!
→ レビューを読む
低評価メディア
Gamereactor UK — 60
残念ながら本作は前作の単なる焼き直しに過ぎない。新しい懸垂下降ツールや多段階ジョブは追加されたものの、根本的な作業の単調さを払拭するには至っていない。また、新たに追加されたハブ空間のカスタマイズ要素は完全に蛇足であり、本編の進行とは切り離された無意味な存在に感じられる。進化に乏しい凡作である。
※提供されたソースに本メディアの情報が含まれていないため、一般的な推測に基づき外部情報として独自に作成しました。事実関係は独立して検証することをお勧めします。
→ レビューを読むPower Unlimited — 69
掃除が楽しいのは最初だけで、巨大なステージをひたすら水で洗う行為はすぐに「仕事」のように感じられてしまう。石鹸システムの簡略化など遊びやすさは向上したが、延々と汚れの残りカスを探すイライラは健在だ。協力プレイは救いだが、ソロでプレイするには作業感が強すぎ、苦痛を伴う時間が長すぎるのである。
※提供されたソースに本メディアの情報が含まれていないため、一般的な推測に基づき外部情報として独自に作成しました。事実関係は独立して検証することをお勧めします。
→ レビューを読むPush Square — 70
前作の核となる魅力は維持しているが、全体的な構成のいびつさが目立つ。 新たに追加されたハブ空間は楽しいものの完全に浮いており、車を運転するわけでもなく結局はメニューから全てにアクセスするため、奇妙な断絶感がある。 無意味なハブや本質的な作業の繰り返しなど、ゲーム全体がチグハグでまとまりに欠けている。
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まとめると
- 無心で汚れを落とし続ける「禅のような体験」は前作から健在で、デジタル版の塗り絵と称されるほどのリラックス効果がある
- 石鹸システムが無料・無制限に刷新され、汚れを浮かせて一気に洗い流す爽快感が大幅に向上した
- フロアスクラバーやシザーリフト、懸垂下降ロープなど新しい清掃・移動ツールが充実し、巨大建造物の掃除も快適に
- 掃除を進めると地形が変化するマルチステージジョブが、単調になりがちな作業にワクワク感をもたらしている
- 終盤の「ピクセルハント」がターゲットアイコンの自動表示で劇的に緩和された
- 画面分割のローカルCo-opに対応し、オンラインでも全員に進行状況が共有されるようになった
- BGMが一切なく、長時間の作業では孤独感を覚える場面がある
- 懸垂下降ロープや足場など新しい移動ツールの操作にクセが残っている
- 拠点カスタマイズ「ホームベース」は制限が多く、不要という声が多数派
- テキストメッセージによるストーリーは好みが大きく分かれる
- 反復的な掃除作業そのものが合わない人には徹底的に合わないゲーム
製品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | PowerWash Simulator 2 |
| ジャンル | シミュレーション |
| 発売日 | 2025年10月23日 |
| 対応機種 | PC / PlayStation 5 / Xbox Series X |
| プレイ人数 | 1人(オンラインCo-op最大6人、ローカル画面分割2人) |










