THQ Nordicより2025年10月28日に発売!PlayStation®5、PlayStation®4、Xbox Series X/S、PCに対応のレーシング『Wreckreation』のメディアレビュー総まとめページです。
多言語を日本語へ翻訳してからの編集になっているためゲーム用語など一部異なる場合があります。
総合評価
SCORE
66
Metacriticで集計されているゲーム評価のスコアです。大手メディアに投稿されたレビューのスコアを平均された数値になります。メディアスコアは大きく変わることは少ないですが、集計サイトが増えるにつれて頻繁に変動します。
| 90 | 80 | 70 | 60 | 50 |
|---|---|---|---|---|
| 神ゲー | 良ゲー | 凡ゲー | 低評価 | 爆弾持ち |
本作は『バーンアウト』シリーズを彷彿とさせるアーケードレースゲームですが、懐かしさと新しい試みの間で評価が分かれる作品となっています。
車両破壊の爽快感やスローモーション演出、危険運転でブーストを溜める仕組みは往年のアーケードレースの興奮を確かに再現しています。特に『ライブミックス』エディターモードでジャンプ台やループを自由に配置できる機能は独自性があり、デジタル版の『ホットウィール』として想像力を刺激する要素です。カスタマイズオプションも最初から豊富で、友人とスコアを競い合うレコードシステムもシンプルながら魅力的に設計されています。
しかし、『バーンアウト パラダイス』からの模倣が露骨で、オリジナリティに欠けるという指摘があります。オープンワールドは広大ですが個性的なランドマークに乏しく、特にシングルプレイでは移動時間の長さが退屈に感じられるようです。運転操作のぎこちなさや車の挙動の不安定さ、AI車の不自然な急加速など、ゲームプレイの根幹に関わる問題も報告されています。チェックポイント表示が視界を遮る、ジャンプ台が固定されていてルート選択の自由度が低いといった設計面の粗さに加え、PS5版ではクラッシュが頻発するなど技術的な問題も確認されています。
アーケードレースの爽快感と自由度の高いエディター機能は評価される一方で、操作性の不安定さや単調なマップ、技術的な問題が体験を損ねているという声が目立ちます。
評価ポイント
最大の評価ポイントは、リアルタイムでオープンワールド環境を変更できる「Live Mix」機能だ。車の走行中であっても、ジャンプ台、ループ、障害物などをワールドのほぼどこにでも自由に設置し、オリジナルのコースやアリーナを作れる。天候、時間帯、交通量もボタン一つで瞬時に切り替えが可能だ。プレイヤーが自分の遊び方を自由に設計し、創造性を優先して楽しめるシステムになっている。
- 『Burnout』系の大混乱が楽しめるアーケードレース
- シミュレーションではなく、ハイスピードでの運転、クラッシュ、スタント、探索を楽しむ派手なレースゲーム。テクニックよりも、メチャクチャなノリを優先したデザイン。
- 圧倒的なスピード感と快適な操作性
- とにかくスピードが速く爽快。ブーストを使うと世界が伸びたりぼやけたりする視覚効果があり、とんでもない速度感を表現している。車の操作は反応が良く、運転しやすい。
- 広大なオープンワールドを最初から自由に探索可能
- 400平方キロメートルの広大な世界が舞台。ゲーム開始時から自由に探索でき、ブレーキをほとんど使わずにあらゆる場所へ行けるように設計されている。
- 豊富なサイドミッション
- 標準的なレース以外に、指定されたターゲットに突っ込んで大混乱を引き起こすといった変わった目的のミッションがある。収集要素として、隠されたゲートや看板の破壊、マップに出現するユニークな車を追いかけて体当たりしコレクションに加える遊びもある。
- 破壊チャレンジの爽快感と見応え
- 敵車に激突した際の派手な演出が忠実に再現されている。クラッシュ時はカメラがスローモーションに切り替わり、相手車両への詳細なダメージが表示される。破壊に重点を置いたチャレンジは特に楽しく、大事故を引き起こすのが快感。
- ゲーム開始時から全開放されている車両カスタマイズ
- 車両のカスタマイズ項目が豊富。ペイントの色、ホイール、ブーストの炎、エンジン音、ガラスの色、タイヤなどを細かく調整できる。これらのパーツ集めのための反復プレイは不要で、ゲーム開始時から全て利用可能。
- フレンドと受動的に競える記録システム「Wreckords」
- 「Wreckords」と呼ばれるシステムが、走行する全ての道路や地域でドリフト、滞空時間、ニアミス、スタント、タイムなど8種類の方法で記録を追跡する。この統計情報により、フレンドと直接対戦しなくても、シンプルに競い合える。
- 壊れても性能が落ちないタフな車両
- 車両はライバル車との衝突や、フェンスや障壁を破壊する際の大きな衝撃に耐えられる。車体が損傷しても走行性能は低下しないため、ためらわずに他の車両への体当たりや破壊を楽しめる。
不評ポイント
「バーンアウト パラダイス」の丸パクリで、しかも劣化コピーだ。UI、レースタイプ、ゲームの進め方までそっくり。なのに、クルマの操作はカクカクで不安定、本家のようなバランスの良さがない。レース中のAIはプレイヤーのウデに関係なく不自然に追い抜いてくる(ラバーバンド)。チェックポイントも厳しすぎて、昔のゲームにあった自由さがまったくない。クラッシュ表現も前の作品よりショボい。
- 広大だが空っぽなオープンワールド
- マップはデカいだけで、中身がない。目印になるような建物もなくて今どこにいるか分かりにくいし、どこも似たような景色で飽きる。ただ広いだけで、探索する気になれない。
- ユーザーが作るコンテンツへの過度な依存
- ワールドがスカスカなのは、プレイヤーがモノを置いて埋めるのが前提だからだ。自分で作ったり、他の人のを使った利しないなら、ソロプレイは物足りない。
- ロードレイジの敵リスポーン設計がおかしい
- ロードレイジイベントで、倒した敵がなかなかリスポーンしない。しかも、リスポーンする場所がプレイヤーよりずっと前だから、イベント時間のほとんどが敵に追いつくための移動になっててダレる。
- レース中の誘導が足りない
- レース中に進むべき方向が分かりにくい。光る看板やウィンカー、距離表示みたいな案内がないから、猛スピードで走りながら手探りで道を探すハメになる。
- 収集アイテムの設計が単純
- 看板(収集アイテム)の多くが宙に浮いてて、手前にジャンプ台が置いてある。でも、スピードを出しすぎると飛び越えちまうから、当てるためにワザと減速しなきゃいけない。これじゃレースゲーの楽しさと真逆だ。集めたらマップに表示されるから、ただのお使い作業ですぐ飽きる。
- パフォーマンスの問題
- 技術的な問題が多すぎる。突然フレームレートが落ちたり、画面が激しくティアリング(チラつき)したりする。頻繁にゲームの再起動が必要になるレベルだ。音がこもったり急にデカくなったりするバグや、ソロプレイのデータが飛ぶ強制クラッシュも起きる。
- マップの品質とテスト不足
- マップデザインが手抜きで雑。フェンスや橋の柱が宙に浮いてたり、トンネルの照明が不自然だったりする。まともにテストしてないのが丸分かりだ。
- クリッピングが原因のクラッシュ
- 特定のジャンプ台で、クリッピングのせいでいきなりクラッシュすることがある。特にプレイヤーが作ったスカイトラックだと、つなぎ目でワケもわからずクラッシュしまくる。ループの頂点でもなぜかクラッシュする。
- イベント説明がスキップ不可
- イベントが始まるたびに短い説明が強制的に表示されて、スキップもできない。リトライする時も毎回見せられるから、テンポが最悪だ。
メディアレビュー
- Loot Level Chill[80]
- Player 2[75]
- GameGrin[70]
- DualShockers[65]
- Gameliner[60]
- Stevivor[45]
- CGMagazine[85]
- Vandal[75]
- Multiplayer.it[70]
- Gamereactor UK[50]
製品情報
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| タイトル (日本語) | Wreckreation |
| タイトル (英語) | Wreckreation |
| ジャンル | レーシング,アーケード,オープンワールド,アクション |
| 開発元 (Developer) | Three Fields Entertainment |
| 販売元 (Publisher) | THQ Nordic |
| 発売日 | 2025年10月28日 |
| プラットフォーム | PlayStation 5,PlayStation 4,Xbox Series X/S,PC |
| プレイ人数 | 1人 (シングルプレイヤー), オンラインマルチプレイヤー/協力プレイ |
| 日本語(インターフェース) | 対応 |
| 日本語(字幕) | 対応 |
