『Risk of Rain Returns』ってどんなゲーム?プレイレビュー・感想[RoRr]

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4歳の長男と一緒に遊びたくて購入した『Risk of Rain Returns』を5周ほどクリアしたので感想を書きたいなと思います。やりこみ度はまだまだなのでしばらく遊べそうです。

また、この『Risk of Rain Returns』は『Risk of Rain』のリメイク版になっており、そちらは未経験です。リメイク版では新要素が追加されており、オプションで旧バージョンと同等にすることも可能なようです。何が新要素なのかは前作をプレイしていないので把握していません。2は持っているんですがRisk of Rainは始めての体験として記事を書いています。

ストア紹介文

こだわったデザインの美しいリマスター版に、新しいプレイ方法が追加。「Risk of Rain」が かつてないほど進化して戻ってきた! ユニークな戦利品の組み合わせが満載の ローグライクの古典に飛び込もう! まったく新しい生存者や徹底的に見直されたマルチプレイヤーなども追加!

今は安定して遊べていますがコントローラーバグやフルスクリーンバグっぽいのがあるようです。起動時に何故かウィンドウが右下にはみ出て起動するんですよね…。コントローラーバグに遭遇している人はとりあえずUSB引っこ抜けば起動します。

目次

シンプルかつ、やりごたえのあるローグライクシューティング

パッと見は横スクロールアクションのゲームです。プレイヤーの操作するキャラクターはスキルを持っており、4種の基本スキル+特殊スキルを駆使して迫りくる敵を倒しつつステージを進みます。

このゲームは敵を倒すとお金を入手し、そのお金をためてステージ上に置かれている箱を開けることでランダムなアイテムを入手してキャラクターを強化していきます。ステージ上に置かれている箱やドローンなどを利用するためにはお金が必要なため、いかに早く沢山の敵を倒してお金を溜めるかが重要です。同一アイテムはスタックできるので拾えば拾うほど強化されていきます。

初期状態だとただ弾をバラ撒くだけだったりしますが、アイテムにはジャンプ回数を増やしたりHP回復効果を得たり火力を上げたりなど様々なものがあります。何を手に入れるかは運(キャラによって得やすいアイテムがある気がする)です。

ポータルを探して次のステージへ、時間が立つほどに敵が凶悪になる

ゲームの難易度は時間が経過するほどに右上のゲージが上昇して敵が凶悪になっていきます。そのためある程度探索する時間を限定しないと先へ進むのが困難になってしまいます。ステージ上のいずれかの場所にポータルが置かれており、アクティブにすると敵のラッシュとボスが登場します。それらを迎撃しつつ一定時間後にポータルが起動したら飛び込んで次のステージへ向かいます。

次のステージへいつ向かうのか…。このタイミングを図るのが難しい。見つけた瞬間にポータルを起動してもボスに瞬殺される可能性があるため、ある程度はレベル上げや箱を開けてアイテムで強化していく必要があります。しかし強化している間にも難易度が上昇していくので遅くなるほど後でつらい目に…。これはある程度遊ぶと経験則でタイミングが分かってきますが始めはボコボコにやられるでしょう。

慣れてくると最終ステージに行かずに再び通常ステージを周回することも可能です。

ローカル二人プレイ(画面共有)で遊べる!

個人的に最も重要なのが画面共有で2人で遊べることです。最近は子供と一緒にゲームをやることが多くなってきたので購入の1つの条件でもあったりします。Risk of Rain Returnsは画面共有で2人で遊べ、距離が離れすぎると操作がし辛いですがお互いに会話しながら動けばなんとか大丈夫です。

死亡時ドローン化

息子は4歳なので敵を倒さず宝箱ばっかり開ける寄生プレイばっかりしますが難易度を下げまくって何とかエンディングまで到達できています。当然息子はよく死亡しますがドローン状態になってチュンチュン豆鉄砲を撃てるのでそれはそれで楽しめているようです。

ムダウチ

息子よ、ドローン状態でアイテムだけかっさらっていくんじゃあない

マルチは未経験なのでもしかしたらマルチでは死亡時にドローンにならないかも

マルチで遊ぶと宝箱の取り合いで格差が生まれる

画面共有のローカルプレイでも同じですが、ステージ上に置かれているアイテムは早いもの勝ちです。そのため一緒に遊ぶ人によっては自分優先で強化しまくって他メンバーが死にまくる自体にもなりえます。そのため始めはソロで遊ぶのが良いかも知れません。

謎の中毒性とリピートしてアンロックされていく機能のお陰で時間が吸われる

始めは2キャラしか操作できず、入手できるアイテムも限られています。遊べば遊ぶほどに特定条件を満たして入手できるアイテムが増え、操作できるキャラクターも増えていきます。一部かなり入手が大変なアーティファクト(機能+できる。入手は隠し通路などステージ中を探索して入手する必要あり)といった特殊なアイテムもありますが基本的に遊び続けていればアンロックできるものが多いです。

新たに出現したキャラクターにも開放できるアイテムがあるので全キャラ遊ぶ必要があるためかなりプレイ時間を必要とします。

基本難易度が高いので難易度を先ず下げてから遊ぶと丁度いい

高い難易度をクリアする事に充実感を得る人は通常難易度で遊ぶのが良いと思いますが、僕には高すぎたので最低難易度に下げて遊んだほうが楽しめました。難易度設定の項目は2つあります。ひとつは一般的な難易度設定です。最低難易度は「小雨」。小雨でも結構やりごたえがあるんですよね…。

実はもう一つ難易度を変えられます。それはダメージ/被ダメージの%調整です。これをイジることでかなりステージクリアが楽になります。使用できるキャラやアイテムが揃うまではこの%調整で難易度を下げたほうが個人的に楽しめると思います。

この自分にあった調整ができるのは好感が持てます。ローグライクだから高難易度であるべき…といった事ではなく、遊ぶほどに自分で難易度を上げていけるシステムはライトユーザーにも優しいですし、慣れるほどにどんどん難しくして達成感を得られます。

操作性に癖がある

そもそも画面がかなり引きなのでキャラクターが小さい事が影響して操作性が悪く感じてしまう部分が多々あります。横スクロールアクションなのでステージ上の崖をジャンプしたり紐を登り降りすることが多いのですが結構シビアです。アイテムを入手して移動速度+やジャンプ+されていくと楽にはなりますがデフォルトの状態だとギリッギリの距離感です。紐の上り下りはピッタリ合った状態でスティックを上下に入れる必要があります。
これが4歳には少し難しくかなり落下するはめに。本人は乗り越えられただけでドヤ顔するので楽しめていますがもうちょいゆるくしてくれても良い気がします。

後は射撃やスキルの使用方向がキャラの向きに合わせられるので結構あらぬ方向に弾を打ち出す場面が多いです。特に乱戦時は敵とエフェクトでキャラが確認しづらい状況になるため誤射しやすくなります。予め敵の方向にスティックを入れつつ撃てば良いので対策できますがもうちょい画面近づいて欲しいかな。
※キャラによっては自動で敵方向へ射撃する。ただしスキルはキャラの進行方向

▲これくらいならまだ良いほうです。ボス戦かつ難易度上昇で巨大な敵が出現し始めると「南無三」と念仏唱え始めます。

最後に

価格は2000円に近いので少し高めですが、プレイ時間で考えると元は取れます。ただ初回起動時のキャラ数の少なさとアンロックしていかなければならないアイテムやアーティファクトなどの事を考えると相当なプレイ時間な必要になってくるので完全にやり込み要素を潰したい人にはしんどい作業が待っているかも知れません。また、キャラのスキルアンロック用のステージがかなり難易度高いので相当練習しないとクリアが難しいと思います。

似たステージの周回プレイを強いられますが、プレイする度に確実に慣れて上の難易度を狙っていけます。チマチマしたキャラがワチャワチャするのが好きな人は是非プレイをオススメします。

Risk of Rain2入のパックがあるのでTPSタイプも気になる人はパックが良いと思います。ゲーム性は同じなので2つ同時に遊ぶのはちょっときついと思いますが…。