Valveは3月23日、『Counter-Strike 2』(以下、『CS2』)を2023年夏にリリースすると発表。一部の『Counter-Strike: Global Offensive』(以下、『CS:GO』)プレイヤーを対象とした限定テストを同日より開始した。
本稿では、現在実施されている限定テストの内容や、『CS2』に盛り込まれる予定の新要素などについて、より深掘りして紹介していく。
- テストプレイ
- 今回の限定テストに参加している『CS:GO』のプロプレイヤーやストリーマーも散見される
- 元『CS:GO』プロプレイヤーsmooya 氏は限定テストの様子を配信し、一時は同時接続の視聴者数が19万人にものぼった
- スモークグレネード
- ゲーム内の環境に応じてさまざまな変化がある
- 展開されたスモークは弾丸やHEグレネードで煙を吹き飛ばすことが可能
- 一度吹き飛んだスモークは、少しすると再び元に戻る仕様
- 従来より自然に広がるようになり、煙は空間を埋めるようになる
- サブティック更新システム
- 『CS:GO』の Valve 公式サーバーではティックレートは64ヘルツに固定
- 対戦プラットフォームや公式の大会で使用されるサーバーでは128ヘルツ
- CS2では上記の数値には依存しない新しいサブティック更新システムを採用し、サーバーはプレイヤーが何らかのアクションを行った正確な時間を認識することが可能になる
- 今までのマルチプレイ対戦ゲームの課題を覆すような、先進的な技術
- マップグラフィック
- 従来の『CS:GO』で実装されていたマップのグラフィックなどにアップデートが入る
- 「Dust 2」といった伝統的なマップはマップの全体的な構造には一切手を加えず、照明やキャラクターの視認性が改善
- 「Nuke」のようなマップは背景やオブジェクトのビジュアルなどが新しくなる部分がある
- 「Overpass」といったマップは一から完全に再構築される
- その他
- 『CS:GO』で手に入れたスキンはすべて『CS2』にそのまま引き継がれる
- UIが全面的に変わる。ビジュアルだけでなく試合中の重要なゲームステータスが分かるようになる
- そのラウンドでプレイヤーが獲得したキル数をカウントするようになった
- サウンドが物理的な環境をより正確に反映し、よりはっきりとゲームの状況を表現できるように再構築されている
限定テストプレイについて
限定テストへの参加はValveがQ&Aを公開しているので確認してみましょう。